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 引き続き、ニルシェ王都での冒険者活動、頑張っております。


 いえ、触れ合い活動うんぬんの方では無く、真面目に冒険者しておりますよ。



 王都内での活動範囲は、基本的には人族サイズな皆さん向けの生活区域。


 ここニルシェ王都は、主に種族のサイズによって、


 活動の場がきっちり区分けされております。



 いわゆる人族サイズ向けの、M区画。


 巨人族みたいな大きめサイズ向けの、L区画。


 妖精族のような小さめサイズ向けの、S区画。


 全種族対応だけど、そこでの活動は自己責任な、EX区画。


 そして、王都中央にある行政の場、Z区画。



 残念ながら竜族のような極大サイズには対応出来ておりませんので、


 規格外な方々は人族サイズへと変化してお越しください、だそうです。




 このリヴァイス大陸にはもちろん竜族も暮らしているそうですが、


 例の太古のリヴァイス大戦で魔族と共に人族と争った竜族は、


 終戦後は魔族連合とは別の道を歩むこととなったそうで、


 今はリヴァイス大陸各地の隠れ里で暮らしているのだとか。



 そういえば、俺が暮らしていたアネスの町の側にあるオタケ山にも、


 守護竜が住んでいると聞いたことがありますよ。


 俺は会ったことが無いけど。



 確か、美味しいものをお供えすれば、


 綺麗な娘さんに変化してくれるって……



「ウェイトさんは竜族にも興味があるようですねっ」



 そうですね、荒事とは無縁なら、いつかは竜さんにも会ってみたいですね。



「ではその旨、伝えておきましょう」

「知り合いの竜さんたちはのんびり屋さんばかりですから、すぐに会えるとは確約出来ませんが」



 もしもし、リルシェさん。


 竜さんともお知り合いだったのですか。


 ってか、竜さんたちってことは、もしかして大勢の……



「はい、まさにその通りっ」

「アマツさんの奥さまのレミュラシュレアスさんも、シジマさんのご家族のアネッサさんも、とっても素敵な竜さんですよっ」

「アネッサさんはオタケ山の守護竜でしたが、今は後輩と交代して守護竜活動は引退、シジマさんとらぶらぶな生活を営んでいますねっ」



 竜さんとらぶらぶ……



「人妻さんとは節度ある交流をっ、ですよ!」



 マジで肝に銘じます……



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