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一本線のいけないこと。  作者: Asahi-Yuhi
39/45

第三十四話 “かっこいい”俺でいたいから。

見つけられないから。

雷斗side(31~40話まで)

 文化祭当日。


 今日までにたくさんの準備をしてきた。


 この学校の文化祭は二日間に分けられている。


 一日目は、俺はミスコンに出て、結果発表もある。


 出番は午前で、午後は学級(クラス)の店の接客をやる。


 明日は、午前に海里の出るミスコンがあって、午後はまた店の接客だ。


 取り敢えず、今日の俺の出番までは海里と店を回ることにしている。


「海里、行こうぜ。」


「うん!」


 海里が明るく答える。


「どこに行くか~?」


「このカフェに行きたい!生徒会長の人の学級(クラス)で、なんかスゴいっていう噂があるんだよっ!」


 海里が自慢するような話し方をする。


「別にお前が考えた訳じゃないんだろ?」


「うー。まあねー?」


 海里が唇を尖らせて、笑う。


ーー


「すごかったな。いろいろと。」


 俺らは、生徒会長の先輩がいるという学級(クラス)のカフェで少し食べてきた。


「うん。設備もおしゃれで、ご馳走も豪華で、どうやったらあんなカフェを作れるんだろうね~。」


「あぁ。まあ、来年は俺らがあれ以上のものを見せないとね。」


 俺は調子に乗ったような表情で海里に言う。


 海里は、笑ってうなずいてくれた。


ーー


 あっという間に海里との文化祭デートが終わって、俺のミスコンの時間になった。


 担当の人が俺に衣裳を渡してくれて、それに着替える。


 セリフとかもちゃんと覚えておいた。


 今日は学校外の女子も来れるから、張り切っている人が多い。


 控え室に入って、すぐに出番が来た。


「雷斗、次だよ。」


 ここの担当なのか、伯斗が声をかけてきた。


 ステージの司会は生徒会長っぽい。


「次は、二年生に移ります。最初はこの方──、、雷斗。」


 俺の名前が呼ばれ、ステージに向かった。


「呼ばれました。雷斗で~す。」


 そう言うと、観客から拍手と歓声が上がった。


 まあ、俺はイケメンだし、こんなもんだろう。


ーー


 何だかんだですぐに終わって、次の人になる。


 次は、朔らしい。


 なんで、ミスコンに出ることにしたのかは、知らねーけど。


 その後は、流架が出るらしい。


 そういえば、快凪も出たがっていたな。


 好きな人にアピールしやすいイベントなのか?


 でも、一番歓声が大きかったのが俺なのには自信があるし、海里の前で優勝以外のカッコ悪いところなんて、見せたくない。


 たぶん、学年での一位はいけそう。


 学校だと、先輩が最後という理由で優先されやすいから、微妙だ。


 俺の次は朔かな。


 そう考えて客席を見ると、俺を見つめる海里と、海里に話しかけようとしている藍にいがいた。


 藍にい、、気づかれてねーぞ?

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