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一本線のいけないこと。  作者: Asahi-Yuhi
31/45

第二十七話 ズルいから。

 ??side


──気づかれてないよな。


 デートプラン、ずっと考えていたんだから、成功したいし。


 ...あざといの、ずるじゃね?


ーー


 海里side


「...食べる。ちょ~だい。」


 僕が寂しそうな顔をしたら、らいくんはそう言ってくれた。


 ちょっと意地悪したくなって、僕はらいくんの顔にクレープを近づけた。


「はい。あーん。」


「は?」


 戸惑った顔をしながらもらいくんは僕のクレープを食べた。


「あっ、らいくんのクレープ。返してあげる。」


 僕は笑いながら、らいくんに返した。


「あぁ。」


「へへっ。」


 僕は、らいくんとのこの時間が幸せすぎた(宝物だった)


ーー


 十分くらいして、僕はクレープを食べ終わってしまった。


「なあ、食べ終わったみたいだし、この前海里が行きたいって言っていたプラネタリウム行かね?」


 食べ終わったら終わりだと思っていたのに...。


 本当にデートじゃん。


「うんっ。やった~!」


 僕はほっぺをつねった。


「海里?どうしたん?」


「へへ。夢じゃないのかなって。」


「夢な訳ねーだろ。お前にさわれるし。」


 らいくんは突然、僕の手を掴んだ。


「へ?」


 僕が間抜けな顔で聞くと、らいくんはニカッと笑いながら、僕の手を引いて歩いた。


 らいくん、、かっこいい...。


 そう思わずにはいられなかった。


ーー


「プラネタリウムのチケット、買いに行くから、そこで待ってて。」


 そう言って、らいくんは僕の手を離しちゃった。


 もっと繋いでいたかったな、、。


 そんな気持ちが僕の中で膨らんだ。


「わかった!待ってるねっ。」


 僕は、拗ねる気持ちもあったけど、明るく振る舞った。


ーー


 らいくんはすぐチケットを買ってきてくれて、“()()()だから”と僕の分まで払ってくれた。


 『さすがに二回は、』って突っ掛かったら、次って言われた。


 次の約束が出来たから、僕はそこで諦めちゃったけど。


「海里、ここの席。」


「わっ、広いね。暗いし。」


「...まあな。」


「あっ、始まるっ!」


「ホントだ。」


ーー


「すごかったね〜!」


 一時間半ほどのプラネタリウムは、らいくんが隣にいたから安心して、寝てしまった。


 だから、とりあえず、誤魔化す!


「いや、お前は寝ていただろ。」


「うー、仕方ないじゃん、暗くて、夜空が見えて、隣にらいくんがいるんだよ?」


「だからって、寝るかよ。」


「む〜。」


 誤魔化しが気かなかった...。


 僕は、ほっぺを膨らました。


 後さ、普通に寝てたわけじゃないんだよ。


 今日なら、いいよね。


──告白しても。


 その言葉を考えたんだから。

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