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一本線のいけないこと。  作者: Asahi-Yuhi
29/45

番外編~偶然だから。~

見つけられないから。

 朔side


 久しぶりに 生徒会長() 先輩と遊びに行けて良かったな~。


 藍斗先生と性格が似ているのか藍斗先生とよく話す。


 それで話が邪魔されることもあるけど、天然だからなぁと憎めずにいる。


「ねえ、朔...。映画のポップコーン残っちゃったから、食べてくれないかな?」


「先輩...。俺、言いましたよね? 『その量食べれるんですか?』って。」


「うう。聞きました。」


「はいはい。食べますね。」


 そう言って俺はポップコーンを食べた。


 先輩、食べきれる量を買うことは出来ないのかなぁ。


 この前の生徒会の打ち上げでも、伯斗に食べてもらっていたし。


「ありがとね~!じゃあ、グッズ見に行きたいっ!」


「いいですよ。」


「やった。じゃあ、あっちだよ~。」


「りょ~かいですっ。」


「は~い。」


 こんな人でも尊敬はできるから憎めない。


ーー


 こんなかんなでそろそろお昼ごはんかなって思ったときだった。


「え?朔?」


「雷斗?」


 突然呼ばれた雷斗の声に俺は反応した。


「朔の友達?」


「あー、彼氏です。」


「彼氏いたの!?」


 彼氏なことに驚くんじゃなくて、恋人がいることに驚くのが天先輩ぽい。


「あっ、生徒会長の先輩ですよね。はじめまして。雷斗って言います。」


「はじめまして。よろしくお願いします...。」


 天先輩が緊張しているの何で...?


 声、小さくなっているけど...。


 雷斗は生徒会長と話すから緊張しているのかも知れないけど、天先輩の方が緊張する要素なにー?


 普段の演説で一人全然緊張しないような人なのに...。


 やっぱり、天先輩は天然だなぁ。


 先輩を見ながらそう思う。


 なんか、天先輩はツッコミどころ満載だから、俺はいつもより口調が強く、ツッコミをしてしまう。


 俺、そろそろキャラ崩壊だと思うんだけど...。


(キャラ崩壊じゃなので大丈夫♪)


 作者は出てこないでね?(圧)


(あっ、はい。すみません。)


 こんな茶番は置いて、雷斗と天先輩が話せていて良かった。


「あっ、、朔?」


「先輩?何ですか?」


「俺さ、妹が今留守番しているから、ご飯作りに帰ることにするね。朔は雷斗くんとフードコートとか行く?」


 天先輩の両親がいない理由とかは聞きにくいんだよな~。


 聞いたらまずそうだし。


「そうですね。ご飯代は貰っているので、フードコートで食べていきます。」


「りょ~かいっ。じゃあ、帰るね~。バイバーイ。」


 天先輩は元気に手を振って帰った。


「はい。また、明日。」


「じゃあな~。」


 タメ口...そう言えば雷斗は誰にでもタメ口だったっけ。


 藍斗先生にも大体タメ口だし。


 オレもタメ口で話したいのに...。


 あっ、海里の兄が藍斗先生ってことは、海里の幼なじみの雷斗は知っているのか。


 だから、タメ口なのかな~。


 う~ん。


 いろいろと考えていたら、雷斗が声をかけてきた。


「なあ、フードコート。行くんじゃねーの?」


「あ、うん。行こ~。」


「ん。」


──藍斗先生?


 と海里?かな。


 隣を見ると、雷斗も見つけたみたい。


 やっぱり、海里のことしか目に入っていないじゃん。


 そんな雷斗を見ると、バカだなぁ。


 という気持ちが出てくるのは、変なことじゃないだろう。


 藍斗先生、、ラーメンが好きって言っていたよな。


 ラーメンにしようかな。


 どんなときも藍斗先生の言葉に動かされている俺が情けなくも思えてきてしまう。


 俺が夢中になれる存在が他にもあったらいいのに。


 何でも構わないんだよ。


 アニメでも本でも勉強でも。


「雷斗、俺は《《ラーメン》》にしようかな。雷斗は?」


「あー、俺はステーキ定食にするかな。先に、朔のラーメン屋に行こうぜ。」


「オッケー。」


ーー


 ラーメン屋の前で藍斗先生と海里に遭遇した。


 正直、藍斗先生と話せたけど、いつもよりあがって話してしまった。


 学校外で()()()()()()()()会えた嬉しさと藍斗先生がいつもより雰囲気が()()()()()()()から。


 そんな理由で赤くなって、緊張する。


 それに、拗ねる気持ちと、反対に青春しているなと嬉しい気持ちもあった。

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