プロローグ
好きにならなければ良かった。
──────好きにならなければ良かった
──わからないから。
──叶わないから。
──正解がないから。
──届かないから。
──見つけられないから。
──最後だから。
一本線のこの恋はいつかは切れていく。
海里side
ずっと好きだったから、諦めたくないよ。
お兄ちゃんが言ったことに左右される友達がいる。
それでいじける友達もいて、それを見た僕の幼なじみが泣いた。
それで荒れていく君がいる。
僕が一番傷ついてるなんて知らずに。
一本なのに絡まっていてこの線を切ろうなんて誰も思わない。
好きな人の好きな人の好きな人の好きな人の好きな人はお兄ちゃん。
僕はずっと最後なんだよ。
僕の恋は実らない。
お兄ちゃんは先生だけど、叶えればいいじゃん。
両想いになれるんでしょ。
僕は、一生叶わない恋をするんだ。
でも、諦めるなんて言わない。
ずっと好きだから。
好きな人がいるのだって分かっていても諦められない。
好きでいさせて。
実らないのはわかってる。
だから、最後まで君を想い続ける。
友達の恋が実ってほしいっていいことだよね?
幼なじみの恋さえ実ればいいのに、自分でその道まで塞いじゃった。
何をしたいのかなんてわからない。
けど、この線はいつになったら切れるのかな。
一本線のこの繋がりを消してしまいたい。
僕は、自己中だし、愛は重いし、ウザイと思う。
だけど、君と結ばれたい。
それしかずっと思っていないんだよ。
神さまに何度願っても叶えてくれないけど、努力だけはしているから。
君は気づいていないのかも知れないけど、アピールしているんだよ。
君との繋がりがほしいから、君に教えられるように勉強を頑張った。
君といっしょに出来るように苦手な運動も頑張っている。
笑わせてくれる君を僕は笑わせるから。
君が僕を見てくれている限りは諦められない。
ずっと、好きだから。
いつか伝えられますように。
自分に振り向いてもらえますように。
毎晩、君のことを想って、神さまに祈って寝る。
それが日常になってしまった。
この作品を見つけて下さり、ありがとうございます。
第7話まで読んでくださると、話が分かりやすいかなと。
そこまで読むと続きを気にならせて見せます!笑
(高望みしすぎですけど...。)
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