表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVE□HEART  作者: きのりん
16/16

第15話 贈り物

更新遅れてすいません(^_^;)

10月10日・・・・・・・・・・。

忘れていた。

今日は萌の誕生日。

自分の誕生日を忘れるなんてねぇ・・・

自分で思った。


「うぃーーっす!」

「おはよー!隆生ー!」

いつも通りの朝がはじまる。

「・・・・あのさ。」

「うん?」

「今日の放課後____」

「うん」

「一緒に帰ろうぜ?」

「え!?あぁ・・・いいよ?」


めずらしい・・・

隆生から一緒に帰ろうと言われるのは初めてだった。

なんだろう?


萌はその日、女子には誕生日のお祝いをされた。

それだけで嬉しかった。

でも、すごく気がかりなコトがやっぱりあった。



隆生から一緒に帰ろう!と言われたこと。



なんで言ったのかな?とか、

なんか言われるのかな?とか、

「お前のこと嫌い。」とか

いろいろ言われるんじゃ無いかと思い、ずっと考えていた。

隆生があそこまでためて言うのはそうそう無い。



「もぉーえ☆」

「ん?なぁに栞?」

「萌、お誕生日おめでとぅ〜☆」

相変わらず、ギャル口調で喋る栞。

「ありがとう☆」

「はぃ、コレ、プレゼントだょぉ〜!!!」

「え〜!!!いいのぉ?さんきゅー☆」

あけてみると、文房具とシュシュ。

「うわーー!カワイイ!」

「でしょ?でしょ〜?」

そんな風にはしゃいでいると、何か視線を感じた。

視線を感じた方を見てみると、

隆生がこちらをじっと見ている。


「な・・・なに?」

と言うと、隆生は何も言わずにどこかへ行ってしまった。

どうしたんだ?


その後も、隆生の不振な行動は続いた。


そのまま放課後。

「萌!」

「ん???」

「か・・・帰ろうぜ!」

「・・・・うん?」

なんだかギクシャクしている。


帰り道


しばらく沈黙が続いた。

すると、

「なぁ・・・萌。」

「ん?」

「えーっと・・・あの・・・・その・・・」

「なんだよぉー!はっきり言えよぉ!」

やっぱり変だ。

「だから〜・・・その・・・・・・・た・・・・」

「た?」

「た・・・・・・・・・・」

「{た}って何?」

「たん・・・・・・」

「たん???」

「あーーもう!」

「何さぁ!ちゃんと言ってよ!意味分かんないし!」

「だからぁ!」

「うん。」







「誕生日おめでとう!!!!!!!!!っていってんだよ!」









「え!?」



隆生から意外な言葉がでた。

誕生日おめでとう?隆生がウチの誕生日をおめでとうって?


「あーもう!一言いうのが疲れる!」


「あはははははッッ!!!!!!」

「な・・・何笑ってんだよ!」

「だって・・・・隆生おもしろぉ〜〜!!!!!」

すると隆生は少しはずかしそうにむすっとした。


「あ、あと、これ____」

隆生が差し出したのは中くらいのピンクの袋。

「え?くれんの!?ありがとぉ!!!!!」

「おう!ぁ・・・でもお前気に入るかなぁ?」

「あけていい?」

「おう。」


あけてみると、ウサギのぬいぐるみ。

あれ?隆生、萌がウサギ好きなの知ってたっけ?

まぁそんなのは気にせず、


「ありがとう!!!!萌、めっちゃウサギ好きなんだ!」

「よかった^^」


帰ったその日、

健吾からもおめでとうの手紙が来ていた。


今日は最高の一日だった・・・・♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ