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LOVE□HEART  作者: きのりん
14/16

第13話 突然の別れ

前回のあらすじ☆

萌と健吾は5ヶ月もの間付き合っていた。

でも健吾が突然引っ越すコトに・・・。

引っ越す日に突然「別れよう」と述べた健吾。

萌はいったいどうするのか!?

別れよう・・・・?



「な・・・なんで?」




「わかってんだぞ!」

「何が・・・・・?」


「お前・・・まださ、」

「うん・・・」

「隆生が好きなんだろ?」




なんで?

もう隆生は良いのに。

タダの他人。



「なんで?好きじゃないよ!」


「いい加減、嘘着くのやめろよ!自分に素直になれよ!」



・・・・・・。

萌は素直になって、この答えが出たんじゃないの?



「俺、分かってんだぞ。」


・・・・無言で居るしか出来なかった。


「いつも、お前は隆生を目で追ってたんだから。」

「え・・・?」


「隆生と廊下ですれ違うと目で追ってたり。」

「・・・・・」

「球技大会の時も、俺じゃなくて隆生を見てた。」



そういえば、そうなのかもしれない。


もう、あきらめたはず。

でも、涙が出てくる。

健吾の眼は、真っ直ぐで何でも見透かすような眼。

やっぱり、

健吾に隠し事は出来ないね。


「だから、お前は隆生との方があうと思う。」


「・・・ごめんね・・・」


「お前が泣くなよ!失恋したのは俺なんだから。」


「・・・ごめんね・・・ごめん・・・」


「そのかわり、約束。」

「・・・うん」


「絶対隆生と幸せになれよ?」








「うん・・・ありがとう。」






そのまま健吾は萌に優しくキスすると、

車に走っていった。



ありがとう健吾。

楽しかったよ。


今まで、最高の時間をありがとう。



きっと、健吾のコトは忘れられない。

ううん。忘れたくない。


今はまだ、隆生に思いを伝えることは出来ないかもしれないけれど・・

健吾に言われたんだもん。

伝えなきゃね。



萌はまた前を向いて歩き出す。

もう後ろは振り返らない。



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