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LOVE□HEART  作者: きのりん
11/16

第10話 突然の告白

ふー!

なんか吹っ切れたかも!

もう・・・どうでもいいやぁ。


隆生と紗帆ちゃんが

つきあい始めたコトを聞いた日から

心のどこかに穴があいた気がした。

でも、萌にはもう関係の無いヒト。

紗帆ちゃんと幸せになればいいじゃん。


「よ!岡本!」

「ん?ぁ、健吾じゃん♪おはよぉー」

「なんだよ!朝からしけた顔しやがって!」

「してねーしッ!」

「ふーん。じゃ、もうあいつはいいのか?」

「・・・・は?」

「は・・・?って隆生だよ!」

「別に〜もうあいつは関係ないしw(笑」

「そか。じゃぁ俺が________」

「は?語尾が聞こえませーん!」

「うるせーよ!」

「ふんだ!早く学校いくぞぉー!」


健吾とは普通に話せる。

でも、健吾の方が隆生のことを

気にしてる気がした。

気のせいかもしれないけど・・・・


学校では、隆生をさけた。

何度か名前をよばれたけど・・・。

振り返る必要はない。

他人と話す必要はない。

あれ?タダの友だちから他人になってる・・・

でも、それくらいの男だったんだ。

新しい恋を見つけよう。






それから3ヶ月が過ぎた。


季節は冬。

あいかわらず隆生をさけていた。

しかも、隆生から話しかけてくることはなくなった。

健吾とは家が近かったので毎日のように遊んだ。

ある意味、充実した毎日を送っていた。


そういや。今日は2月10日。

バレンタインまで後4日。


今年は誰にあげようー・・・。


そんなことを考えながらぼーっと学校に向かっていた。


「おーーい!岡本ー!!」

「あ・健吾!おっはぁー☆」

「なぁーにがおっはーだよ!」

「なんでもいいじゃんかぁ〜☆」



笑いが絶えない会話。


ずっとこっちのほうが楽しい。



「・・・そういやもう少しでバレンタインだな。」

「なに?ほしいの?」

「・・・ウン。」

「え!?まじで〜?」

「・・・・・うん。」

「じゃ、あげるよ☆まずいかもしれないけどw」

「まじ!?やった!ってか岡本が作ったら絶対うまいし☆

 料理すきなんだろ?」

「・・・料理好きなのなんで知ってるの?」

「・・・ぇ・・そりゃぁ調理自習とかでさ。」

「ぁぁ〜・・・調理自習ねw」

「そぉだよ!」

「ま、萌様のおいしいチョコを作ってあげよう!」

「ぉう!さんきゅーな!」



萌はギリのつもりでつくった。

これから起こることを何もしらずに___________






2月14日。

バレンタイン当日。



「健吾!おっはよぉー」

「おお!岡本!」

「はい!これ♪」

「まじ?ホントに作ってくれたんだぁ?」

「うん!おいしいよぉー(笑)」

「・・・・・でさ。」

「ん?なにぃ?」

「ぇっと・・・・・・・」

「はやく言ってよ!!」

「俺・・・・・」

「うん・・・・・・?」

なんか様子がおかしい。

なんだろぅ・・・・?











「岡本が好きなんだけど。」









え・・・?す・・・好き?

健吾が?健吾が?

どうして・・・?





「俺じゃ・・・隆生のかわりにならないか?」






いや。

隆生はもう関係ないヒト。


でも健吾の突然のことばに行き詰まっていた。






「返事はいつでもいいから!じゃ!」






健吾は走っていってしまった。






どうして?本当に?






ちょっとうれしかった。




でも、その日は恥ずかしくて顔も会わせられなかった。




・・・・健吾と付き合う?

でも隆生は?

隆生は?

りゅ・・・・・・・・・隆生は・・・・・。







もう・・・・・・関係のないヒトだから。






健吾と付き合っても良いのかもしれない。



次の日、朝、健吾が歩いているのを見つけ、

走って追いかけた。




「健吾〜!おはよぉ〜」

「・・・!?お・・・よ・・・・!」

「あのさ・・返事なんだけど・・・」

「・・・!おぅ・・・。」

「うち・・・・・・・」

「ぉぅ・・・・・・」

「健吾と付き合うよ!」

「え!?まじ?断られると思ってたぁ〜!」

「断るわけないじゃん!こんなィィ男♪」

「。。。。。」

「あれ?てれた?」

「て・・てれてなんかいねーし!」

「ふーん♪ま、これからもよろしく☆」

「・・・・・おう!」






これで・・・・・良かったんだ。



もう心残りはない。




健吾と付き合う。

それだけのこと。




もう・・・・元には戻れない。

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