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夢喰旅行  作者: 憂。
1章 初めての日記
8/10

幕間

 …ふぅ。こんなものでしょう。

日記なんて書く習慣は無かったので、変に頭を使いますね。あと恥ずかしい。でも、振り返るのは大切だと私は知っているので、しっかりと続けてます。偉いぞ、私。


今もこうしてお部屋で日記をかけているのは、ティアナさんとフェイさんのおかげと言っても過言ではありません。この時お店を私に譲ってくれたから、私は夢喰屋として退屈しない毎日を送れていますし、ご馳走も沢山食べることが出来ます。


やっぱり、退屈は苦手ですね。1人で人間の近くに住んでいるのも、お店をやろうと思ったのも全部、退屈じゃなくなればなんでも良いかなと思っていたからですし。今はお店が暇な時や夜に日記を書いたり、ぶぅちゃんと遊んだりして時間潰せていますが、それが出来ない時は本当に、退屈過ぎて干からびてしまうかと思いました。ぶぅちゃんは私と同じでねぼすけさんなので、ずーっと遊んでいられるわけではありませんし。その時は一緒に寝ます。ぶぅちゃんは温かいから気持ち良いです。好き。


「ぶぅ?」


なんでもないよ。よしよし。


「ぶぅぶぅ!」


いつまでも可愛いな。ぶぅちゃんめ。よしよし。


あれ以降、フェイさんとティアナさんは本当にずっと一緒に過ごしているみたいです。お買い物もお散歩も、たまに私のお店に顔を出してくれる時も2人一緒でした。ティアナさんは相変わらずニコニコしたふわふわお姉さんでしたし、フェイさんは…少しだけ、前よりも笑う回数が増えた気がします。悩みが無くなったから、ありのままの自分で一緒にいられるんでしょうね。良い事です。


剣のおじさんですら、


「あの2人かい?ありゃあ、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい最近はラブラブだな!いつまでも新婚みたいで、羨ましいこった!ハッハッハ!」


と言っていたので、相当ラブラブなオーラが出ているんでしょう。幸せが1番ですからね。なによりです。うんうん。


幸せって難しいよなぁとはよく考えます。私はぶぅちゃんと一緒に美味しいもの食べて、ご馳走も喰べて、遊べれば幸せいっぱいなのですが、人間さんはそれだけだと足りないみたいです。欲深だな…。


でもひとつ分かったのは、悪夢を私が喰べてしまえば、喰べられた方も、私も幸せになれるということです。win-winですね。良い事だ。


次の日記はどうしましょう。私のお店についてとか書いてみましょうか。そんなに面白いことも無かった気がしますが、記録、振り返り、大事。うん。


お母さんもこうやって、悪夢を喰べて色々考えていたんでしょうか…。


今度お母さんに聞いてみよっと。

1話部分はここで終わり、次からは2話です。

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