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(仮)王様と王妃様  作者: ちしゃ
王妃様の物語
34/38

#6#

久しぶりの更新です。


最近忘れられつつあった私の結婚準備にはかなりの時間がかかりました。



予想以上に時間がかかったので、お城へ登城できたのは結婚式まで残り1週間になってしまった日だったのです。


社交界デビュー後、引きこもっていたので当然といえば当然ですが、普段着はあってもドレスは無かったのです。


ツヴァイ公爵家の娘の嫁入りともなれば権勢を誇る為にもみっともない仕度は出来ない為、可及的速やかに、仕立て屋さんが、宝石商の方が、その他商人の人が呼ばれ、私の意見は聞かれることなく様々な物が揃えられていきました。



王家に嫁ぐにあたり、既に乳母も亡くし、腹心といえる侍女もいない私は実家から1人の侍女も連れて行くつもりは有りませんでした。


ただ、お父様達は誰かつけようと躍起になっていましたが、なぜか王城の方々によって阻止されていました。



私にとって、大変都合が良かったことは確かです。



それでも、私が慣れるまではとの言い訳の元、お母様の腹心の侍女が1人付いてくることになったのです。



準備はつつがなく進み、公爵邸を出てお城へと向かいます。


登城し部屋に通されると、使用人たちに警戒されているのが分かりました。



公爵家令嬢だし、我儘姫が来たと思われているのでしょう。


暫くはしょうがないと諦め、これから関係を築き、居心地の良い場所を作ろうと決心を新たにしました。


その為にも、ぜひお母様の腹心の侍女殿にはお帰りいただかねばなりません。


出されたお茶は流石に美味しくて、ほっこりと楽しんでいるとドアが荒々しく開かれ。


その男性は入ってくるなり、


「今後お前を愛することは一切ない。

お前とはあくまで政略結婚である、私のすることには口を一切出すな。

また、お前の行動は逐一監視・帆移行させるのでせいぜいおとなしくしているのだな。」


そう告げると去って行きました。



名乗らず去った方を呆然と見つめていたら、お茶を入れてくれた侍女さんが


「あの方が、国王陛下のジュリアス・フォン・アインツ様です」


と、教えてくれました。





私は、あの環境から出られて少し浮かれていたのでしょう。


このような眼を向けられるほど我が家は他の家の方々に嫌われているのかと少し悲しい気持ちになってしまいます。


分かってはいましたが、あの公爵ちちの娘ということで信用されるのはむずかしそうです。


他の方達も同じように思っているのかと思いますと仲良くしていただくのにはかなり時間がかかるかもしれないと思わなければなりません。




母の腹心は非常に怒っていました。


ここはすでに後宮内な為、他に公爵家の者は居りません。


私としては、彼女の威圧的な態度が無ければ・・・と思っていたことも有り帰宅を促します。


「それならば、母上達に報告早く報告するためにもお前は、このまま公爵家へ下がりなさい」


そう告げれば、彼女はそれでは仰せつかったことが果たせないなどと言っていましたが、納得したのか、幸いなことにその日の内に公爵へと帰って行きました。



実家の監視が無くなった瞬間でした。

自己都合により、更新ができませんでした。

読んで下さっている方に感謝を。


誤字・脱字など有りましたら教えていただけると助かります。

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