*18*
私は、王妃が傷を負って寝込んでいる間に、あんなに執着して、王妃にと望んだルイザにもただ暇を出そうとした。
ルイザを迎え入れる際に反対をした者達が、またもや反対した。
『ルイザ様をそのままお返しすることはできません』と多くの者に言われた。
ルイザは王宮庭園の希少な薬草を枯らしていた。
それだけではなく、王城内の者達を理由なく虐げていたことも分かった。
結果、修道院の預かりとなることが決まった。
優しいと信じていたルイザは私の寵愛を理由に、周りに傲慢に振舞っていたのだ。
私は、ルイザにすら裏切られていたのだ。
ルイザは泣いて縋ってきたが私はもはや彼女に何の感情も抱けなかった。
ルイザは、納得がいかなかった様だった。
「なぜ私が修道院なんかに!!ジュリアス様何かの間違いです!
私は、何も悪いことはしていないわ!!」
ルイザは言われた罪に思い当たることが無いと言い、修道院へ向かう際も、て泣き叫び、己の罪を認めようとしなかった。
私は、かつて愛していたはずの女性のはずなのに、全く別の女性のように感じていた。
泣きながら連れていかれる姿を見ても、もはや心は動かなかった。
ただ、ただ、大切にできなかった、大切にするべきだったサフィーリアの微笑みだけが瞼の裏に焼き付いて離れない。
その翌年、ルイザは修道院で流行病を得てあっけなく死んでしまった。
その報告を受けてもその時の私は、そうかとしか思えなかった。
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5/21誤字修正致しました。




