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ヒーロー

作者: 神凪

正義の味方。

世界の勝者。



いつのまにかヒーローになっていました。

自分の身も守れない「人間」と呼びたくもない最悪な罪悪を毎日守らなくちゃいけません。

嫌だと言う暇なくモンスターへ導かれました。

僕にはモンスターを倒す理由が在りません、正義なら隣の家のジョンに言ってください。

僕はモンスターが可哀想だなんて思いません。

それでも「可哀想じゃないから殺す」なんて。


お前らの都合だろう。

僕を巻き込むな、殺しは他所でやってくれ。


「正義」だから悪を殺す。「正義」だから悪を壊す。「正義」だから悪を砕く。「正義」だから悪を崩す。「正義」だから悪を蝕む。「正義」だから悪を屈す。「正義」だから悪を潰す。「正義」だから悪を滅す。「正義」だから悪を憎む。

「正義」だからより大数が望むものを守りより大数が拒むものに制裁を下す。


みんなのために。

せかいのために。

じぶんのために。

せいぎのために。


圧倒的な殺到する力で一方的にまるで正当防衛のように純粋な保護のための攻撃で。

悪を消す。

正義の味方。


まったく、他虐的な破壊者だ。

はた迷惑な理外者だ。



さぞかし幸せだっただろうよ。



僕はヒーローだから


毎日毎日生きているものを壊して殺して潰して崩す。

痛そうで、痛そうで、痛そうでした。

疲れて、疲れて、きっといつかは重みで死んでしまうと思っていました。


重みなんて綺麗なもので死ねたら、それはそれでいいのかと、一度だけ考えました。


やってみるまでは。






ああ そうか



僕が無痛症か







詩っぽいですが一応短編・・・だといいです(ちょ

処女作です。あ、色々と目を瞑って下さいませ。中一です 泣

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― 新着の感想 ―
[一言] ヒーローの考え方が面白いです。
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