うさぎのスタンプ
昨夜は寝るのが遅くなったにも関わらず、朝早くから目が覚めた。ベッドに転がりながら、枕元にあるデジタル表示の時計を眺めるとまだ7時だった。まだ早いな。今日もお休みだし、もう一度、寝ようかなと思ったが、貸金庫のことが気になった。
具体的に貸金庫を開けにいくとすると、そもそも連休中や土日にその場所が営業しているのだろうかという疑問が湧いてきた。サイドテーブルに置いてある充電中のスマホを接続ケーブルから外して、ネットで検索してみる。
正確な会社名とかを覚えていなかったので、貸金庫の用語と港町の名称で検索すると、リストの一番上に該当する貸金庫の店舗がいきなり表示された。貸金庫ってあまり一般的でないから、たくさんあって選択に迷うこともないみたいだ。
早速、店舗の営業時間を調べてみると、平日の9時から17時、土曜の9時から12時とあった。日曜と祝日は休みらしい。平日は仕事だから、行けるのは土曜の午前中かな。ただ、この連休中もカレンダー通りであれば、明日、明後日は平日なので、店舗は開いている気がする。連休になっているのは、会社がお休みをくれているからだ。
ただ、貸金庫に行く前に、芽依ちゃんには会っておきたいと思った。これまで、ずっと相談にのって貰っていたし、何かあったら連絡すると約束していたので、この一連の出来事を話しておきたいと思った。彼女なら、また私に適切なアドバイスをしてくれるかも知れない。
連休中で芽依ちゃんも予定があって忙しいかなと思ったが、メールを入れておこう。手短に暗証番号の謎が解けたことを伝えて、今度会って話をしたいとメールしよう。
昼間にそろそろ不要になった冬用の衣類を整理ダンスにしまって、夏用の衣類を出したりしていると、芽依ちゃんから可愛いうさぎスタンプの着信があった。
連休でどこかにお出かけなのだろうな。
そういう忙しいときにも反応してくれる芽依ちゃんは心の友だ。
しばらくして、少し時間ができたのだろうか。芽依ちゃんから連休明けの土曜日に会わない?とメールが入ったので、二つ返事で会う約束をした。
ありがとう、芽依ちゃん!
また、いっぱい話そうね。
詩の人生は、少しづつ輝きを取り戻してきたよ。




