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Pomegranate I  作者: Uta Katagi
第3章

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暗証番号の解読

 私だけが見つけることが出来るとは、どういうことだろう。いっちゃんが私に伝えていた何かに違いないが、それが何かがわからない。


 最もミステリアスな文章は、メッセージの最後の部分だ。


 『伝えたいことを「詩」にしました。』

 そして、以下の謎めいた6行の詩。


      素のままの姿で会いに行くよ。

      要としての君のいる世界に

      ノアの箱舟に乗ってでも。

      数えきれないほどの時の中で

      全てを分かち合った二人が

      完成した人間になるために。


 そして、その後に

 『I will be always be with you forever.』

 の英語の文章、そして彼の署名と六芒星のマーク。


 この最後の部分が暗証番号のヒントかと思い、これまで何度も読み返したが、やはり何も浮かんでは来ない。

 今日も諦めてもう寝ようか。そう思って席を立ち、リビングのテーブルの向こう側に置いたティーサーバーを片付けるために、向かい側の席の方に移動したとき、詩は気づいた!

 

 用紙を反対側から見たときに、ある言葉が見えた。

 「完」「全」「数」…


 文字は逆さだが、文章の一番右端に位置する文字を縦から読むと、

「完全数」になっている!


 心臓の鼓動が早くなった。

 その後も一番右端に位置する6つの文字も縦に続けて読むと、

 「完」「全」「数」「ノ」「要」「素」

 そう、「完全数の要素」だ!


 この詩は、私にそのメッセージを伝えているんだ!全ての情報を理解した後でないと、意味がわからない言葉。


 完全数の要素…


 いっちゃん、やっと分かったよ!

大切なものが何かはまだわからないけれども、暗証番号はこれだね!


 六芒星の印のある封筒、6つの星からなる冬のダイアモンド、そして6行の詩、全てが6に繋がっている…

 そう6の数字、それは完全数。


 人間は独りでは不完全。だから寂しくて、残りの片方を探している。だから完全を求めている。

いっちゃんが私に話してくれたMy sweet better half。

 この話を知る私だけが見つけることの出来る暗唱番号。


 それは、完全数の要素。

 そう、1,2,3,6…

 この夜、詩は興奮してなかなか眠れなかった。


 いっちゃん、貸金庫の中の大切なもの、受け取りに行くね。

 待っていてね。

 私もいつも傍にいるよ。


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