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Pomegranate I  作者: Uta Katagi
第3章

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春の記念日

 その後も休むこともなく、哲学研究所、宗教学研究所の書籍を確認し、少し疲れたのでふとリビングの壁の時計の針を見上げると、もうお昼の時間だった。あ、もうこんな時間だ。現実の世界とは違う精神世界に想いを馳せていると、時間が経つのを忘れていたみたいだ。


 残りは少し休憩してからにしよう。少なくとも、今日はスーパーに行って連休中の食材の買い出しをしないといけない。ずっと、自宅に引き籠っている訳にもいかない。お昼はスーパーの中にあるファストフードにしよう。ハンバーガーもいいな。


 近所に買い物に出かけるだけだが、軽く日焼け防止のメイクだけはして、詩はエレベータを降りた。外に出た瞬間、日差しを感じたので、空を見上げると、うすい雲を通して太陽の光が漏れていた。


 この世界ってなんだろう。いっちゃんの資料を探求していると、少し世界観が変わった。今まで見てきた世界が違って見えてきた。見たことのない世界って、こういう感じなのかな。


 だけど、暗証番号ってどこにあるのだろう。そう思いながら、エコバッグを片手にスーパーに続く道を歩いていった。気の早いコンビニの広告用ののぼりには、来月のフェアの『こどもの日』、『母の日』のメッセージが並んでいた。


 私も今日を記念日にしたいな。そのお店ののぼりを見て、あらためて、詩は思った。そのとき、春の風が詩の頬を撫でていった。


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