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Pomegranate I  作者: Uta Katagi
第3章

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アクセス権

 翌日、少し疲れてはいたが、気になっていたことがあったので、朝からパソコンを立ち上げた。いっちゃんのサイトの共有フォルダの設定を再確認するためだ。

 

 もうこれで何度目だろう。アカウントを入力し、パスワードにベテルギウスと打ち込む。ただ、今日は既に閲覧したフォルダの中身ではなく、フォルダの設定の中から共有情報をもう一度、クリックしてみた。


 最初の頃に共有者は、彼と私の2名だけであることを確認していた。ただ、ファイルの掲載や書き込みは出来なくても、他の人にこのサイトへのアクセスを認めて情報を閲覧させることは可能だ。実際に学生時代に大学の先生が、授業に関する講義情報のアクセスを学生に認めているサイトはたくさんあった。そのサイトでは、学生はファイルの掲載や書き込みは出来ない。


 なので、他に研究者がいるのなら、これらの文書は研究者の間でそのアクセスを認め合っているはずだ。それを確認するために、共有者を示す設定の欄の下にあるアクセス権の設定の欄をクリックしてみた。しかしながら、その考え方をあざ笑うかのように、画面には『制限付きのアクセス』の文字が表示された。つまり、他人に情報共有を認める設定にはなっていなかった。やはりこのサイトの情報は私といっちゃんだけの共有化情報なんだ。


 そうか。確かに、ガイダンスの内容は他の人には見せたくないか…

やっぱり、参考資料を読んでいかないと、他の研究者のことはわからないのかな。


 やはり、時間をかけて探すしかないかと、詩はあらためて思った。貸金庫の暗唱番号を見つけるのは、やはりそう簡単ではなさそうだ。いっちゃんが言うように、こうなると時間がかかるみたいだ。


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