冬のダイヤモンド
翌日、星のことが気になって、自宅のベッドに寝そべりながらスマホを使って、ネットでいろいろと調べてみた。特に、ベテルギウスとリゲルのこと。確かに、どちらもオリオン座の一等星だ。地球からは何百光年も離れているらしい。
一光年は光の速さで一年かかる距離らしいから、私達が見ているその二つの星の光は100年以上も昔の光。いっちゃんがそう教えてくれた。宇宙の広さって人間の感覚をはるかに超えたスケールだ。時間も空間も超えている。人智を超えた宇宙にロマンを感じるのも当然かなと思った。
リゲルに関する記事を読んでいると、リゲルは冬のダイアモンドを構成する星とあり、その「冬のダイアモンド」の文言の箇所にリンクが貼ってあった。そのリンクをクリックしてみると、「冬のダイアモンド」を紹介するサイトに入ることが出来て、そこには以下のような説明があった。
『冬のダイアモンド:冬の夜空に見える明るい星6つを結ぶとダイアモンドの形になることから、こう呼ばれている。プロキオン、シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックスからなる。』
そして、その説明文の近くには、冬のダイアモンドのイラストが記載されていた。そのイラストにそれぞれの星が構成する星座の名称も重ねて表示されていて、プロキオンは仔犬座、シリウスは大犬座、リゲルはオリオン座、アルデバランは牡牛座、カペラはぎょしゃ座、ポルックスは双子座の一部として輝いていた。
「僕はリゲル。」何度も聞いた言葉。そう、いっちゃんの星は青くて綺麗な星だ。そのリゲルとオリオン座の中で正対する私の星ベテルギウスは、その冬のダイアモンドの中央付近にあった。
『冬のダイアモンドの中央にはベテルギウスが位置し、プロキオン、シリウスとともに綺麗な正三角形を構成する。これを冬の大三角という。』
「詩ちゃんは、ベテルギウスだよ。」と彼は言ってくれた。私はダイアモンドの中央なんだ、今更ながら、彼の思慮深い気持ちに感動を覚えた。
とその時、ふと閃いた。六つの星…
六芒星って、もしかして!




