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笑顔あふれる結婚式

みなさんこんにちは!「幽霊少女に救われたい」の作者、春咲菜花です!「幽霊少女に救われたい」は完結していますが、リア友に「レイとアリスはどうなったの!ラブコメ展開出して!」と懇願されたため、番外編を出すことに決めました!完結した物語ですが、その後が気になる方はお楽しみください!

「アリス〜!」

「あれ?レリアじゃん!」

私の元に走ってきたのは、レリア・ミールナード。

心の闇に飲み込ままれたときに助けてくれた、恩人だ。

セリューム王国の人だけど、たまに私に会いに来てくれる。

私も、レリアの恩人言っても良いのかな?

実はレリアや、セリューム王国の住民たちは57年前に一度亡くなっているんだ。

私が最上級時間巻き戻し魔法で、物も生き物も関係なく復活させた。

「聞いたよ〜!レイチェルと婚約したんだって?おめでとう!」

「ありがとう!レリアもクライブさんと婚約したんでしょう?」

「みんなのおかげだよ!本当にありがとう!」

私とレリアが抱きしめ合っていると、レイが私のところへやって来た。

「レイ!公務はもう終わったの?」

レイは王太子になったから、公務を任された。

私は、王太子の妃になるから王太子妃教育が始まった。

正直かなりきついけど、学園ではあまり教えてもらえなかったことを教えてもらえるから、楽しい。

「あぁ、お前も王太子妃教育は終わったのか?」

「終わったよ。レリアが来てくれたし、話をしてたの」

「そうか。レリアさん、セリューム王国はどう?」

レイはレリアさんを気にしてか、そう聞いた。

私たちと同じく、学園は無事卒業したらしいけど、国民にはまだレリアが意図して国を滅ぼしたと思っている人も少なくない。

「おかげさまで充実してるよ。王太子の婚約者って立場から開放されたしね。それより、二人の結婚式はまだなの?」

「あ〜、残念ながらまだなんだよ」

「近々やろうとは思ってるから、ぜひクライブさんと来てね」

「そのつもりだよ」

私たちはしばらく話していた。

夕方になると、レイリは国に転移魔法で帰っていった。

「結婚式なぁ…」

私は晩餐中に呟いた。

「なんだ、急に」

「いや、お世話になった人を誘いたいなって思ったけど、国王陛下って来てくださるのかなって」

レイは怪訝な顔をした。

「父上なら、公務をほったらかしてでも来るだろうな」

「え?何で?」

レイは深い溜め息をついた。

え、なに?

なにか地雷踏んだ?

「お前は本当に鈍いな」

「何でだよ!」

「お前、社交界で噂になってること知らないのか?」

社交界の噂?

なんかあったっけ?

「冷酷無慈悲の国王陛下の義理の愛娘って噂!」

「冷酷無慈悲?あれが?」

私と話すときの陛下はニコニコしていらっしゃる。

冷酷無慈悲なわけがない。

「まぁ、そんなわけだから絶対来ると思うぞ」

レイは、優しく私に笑いかけた。

しばらくしてから、私たちの結婚が決まった。


私は今、教会の更衣室にいる。

真っ白のドレスを纏って、椅子に座っている。

「め、メアリー。変なところはないかな?」

私は心配になって、専属メイドのメアリーに聞いた。

メアリーは少しだけきょとんとして、微笑んだ。

「変なところなんてとんでもない。世界一綺麗ですよ」

「そう?」

「これなら殿下もイチコロですね!」

メアリーは親指を立ててそう言った。

イチコロなんて言葉、王族に向けて言っていいのかな?

「メアリー、私はこれから王妃になる。忙しくなるし、お話する時間も減るかもしれない。それでも、私の専属メイドでいてくれる?」

「勿論です!」

メアリーは元気よく答えた。

でも、少しだけ自信がない。

いつか、メアリーが私を嫌になって離れてしまうんじゃないかって。

「本当に?嘘じゃない?」

「えぇ!私に二言はありませんよ!」

我ながらいいメイドを持ったなぁ。

そういえば、魔法学園でもずっと私の味方をしてくれていたな。

『アリスティア様を侮辱するのは、おやめください。私の主は人格者。そのような噂に惑わされないでください』

「ふふっ」

「アリスティア様?」

あ、声に出して笑ってしまった。

メアリーが不思議そうに私を見ている。

私とメアリーが見つめ合っていたら、教会の鐘がなった。

私は椅子から立ち上がった。

「…何でもない。行こう」

メアリーは真剣な顔で頷いた。

二人で部屋を出て、式場の扉の前にいるレイと合流した。

「おまたせ」

「…あ…あぁ…」

レイは視線を惑わせて、そう言った。

いや、言ったと言っていいのか?

「どうしたの?」

「いや、何でもない…」

「?」

「いや、その、き…綺麗だ…」

そう言ってレイは顔を逸らした。

私の顔に熱が灯った。

レイも少し耳が赤い。

あぁ、やっぱり私、レイが好きだな。

不器用なところが好き。

遠回しな伝え方が通用しない私に、想いを伝えるために恥ずかしい言葉を言ってくれる。

私はレイに抱きついた。

「ア、アリスティア⁉️」

「レイチェル。大好きだよ!」

私はとびきりの笑顔をレイに向けた。

レイの顔は瞬く間に赤くなり、片手で顔を隠した。

「あぁ…!もう!アリスティア!君そういうところだよ!」

「レイだけ恥ずかしい言葉を言わせるのは、フェアじゃないでしょ?」

「君は恥ずかしがってないだろ!逆に面白がってる!」

「あ、バレた?」

レイはため息を付いて、キリッとした顔をした。

メリハリが付けれてていいね。

「行こうか。アリス」

「うん、行こう!」

開けてもらった扉の先には、沢山の人がいた。

その中には勿論、ユリアとエリック、レリアとクライブさんが居た。

赤いマットの上を歩いていくにつれて、家族が見える位置まで来た。

お母様やお父様、お兄様も来てくれてる。

両陛下もいらっしゃってる。

多分みんなには見えてないけど、アルフィオナとゼノンとレーネ様も来てくれている。

みんなが笑顔で拍手をしてくれている。

あぁ、本当に幸せだ。

私はレイに向き合って、跪いた。

「私、アリスティア・ローズはレイチェル・サリオン殿下に嫁ぐことをここに誓い、妻の役目を全うし、立派な国母となることを誓います」

良かった。

噛まずに言えた。

さぁ、次はレイの番だよ。

レイは私に手を差し伸べ、私を立ち上がらせた。

「我、レイチェル・サリオンはアリスティア・ローズを妻に迎えることをここに誓う。後悔はさせず、仲違いをしない」

流石、王太子教育を二回も受けた猛者。

レイは小声で私に言った。

「俺はお前を手放す気はないぞ。逃げられると思うなよ?」

「おかしなことを。レイが私に捕まったんでしょ?」

「じゃ、二人揃ってメンヘラにでもなるか」

「いいかもね」

私達は小声での会話を終わらせて、誓いのキスをした。


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