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【極寒の大地】の旅 〚1〛
「さて……」
住んでいた、深い森を旅立った七色の魔法使い。
ふわり、すいーっと箒で空を飛びながら一人思案していた。
世界を回ろうと決めたのは良いが、この世界ははっきり言って。
「狭いもの……」
彼女は呟く……。
そう。
この世界は、狭かった。
まだ、世界地図は人間たちが作っている途中だったが、七色の魔法使いは独自に魔法を使って、勝手に作り上げていた。共有する人も魔女の友達も居なかったため誰も知らない、個人所有世界地図だったのだ。
「まあ、八つの大地くらい巡ってみましょうか……」
七色の魔法使い。
意外と、独り言が多い。
雲の上に、ぽぽん! と飛び出した七色の魔法使いは世界樹で作られた箒を北の方へと向けた。
【極寒の大地】へと向かうために……。




