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こんな世の中に生きていたくない
幼い頃から自分を傷つけてきた。
物心ついたときには目につくもので自分を切り刻んできた。流れる血もタバコで押しつけた無数の火傷も自分にとったら『無』でしかなかった。痛みも熱さも何も感じない。学校では普通…強制だった夏の制服の半袖で周りの目が私の左腕に目線がいってた。
陰口、集団無視、下校も一人。家に帰っても一人。
大丈夫?なんて言ってくる奴も、本当はそんな事思ってない。一人じゃ何もできないのに集団になれは陰口。人間なんてそんなもんよね。とくに女は。だから友達なんて作らなかった。ケンカしたり、騙したり騙されたり。どこのグループにも入らなかったからある意味、人間のグロい部分が面白いくらい見えた。どいつもこいつも…毎日の学校生活が糞だった。当時の教師も結局ひいき。
家に帰れば私とは正反対の姉。親も姉ばかりだった。そんなどこ行ってもモノクロの日々に『積み木くずし』とかぶる自分がいた。