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公園にて③

「よしっ、私もたる山に登るかな。」

「おばさま、僕も運動神経はある方ですが、あなたが上から降りられなくなったら、さすがに助けられませんよ。無理はよして下さい。」

「、、、」


辺りを見回すと、ゆうかちゃんが側にきて、一生懸命自己紹介している。かたや、花ちゃんはたる山の下で

「まゆみさん、来てー。」

「あのね、ゆうかね、走るの早いの。見てて。」

「まゆみさん、来てよー。」


二人からやいのやいの言われ、右に左にキョロキョロしていたら、さすがに疲れたので、とりあえず、砂場に招集させてみた。


「今から山を作りますー。」


これは奏をなした。二人は並んで一心不乱に山を作っている。私も見守りが楽である。

と、気づいたら、砂山にトンネルができ、上に枯れ枝が大量に刺さり、一番テッペンに、スーパーボールと金魚の置物が乗っていた。


「すごい山だね。」

「山じゃないよ、バースデーケーキでしょ。」


いつのまにか、作るものが変わり、二人でそこに水を流してキャーキャー言ってる姿は、無邪気すぎてほほえましいものがあった。


明日も仕事かあ、といつまでもこうしていたいなと思ったのであった。


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