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学園編 模擬戦 アネル=ヴェルVSアクフォール=フィー

 ーーーーー闘技グランドーーーーー

「さて、みんな集まったと言うことで、早速説明するとしようか」


「まさかと思うが、いきなり私達と闘えと言うのか?」


「その通り、いきなりだがお前らには勝負してもらう。そうした方がシンプルで分かりやすいだろ?」


  いきなり模擬戦と正直びっくりだ、確かに皆んなの実力や、スタイルが闘いを通してみれば分かりやすいけど、まだ知り合って間も無い人達と闘えと言われてみれば、不安と驚きが隠せない。周りを見ていると、戸惑いや不安、神妙な顔立ちになっている。


「まぁ皆んなそんな顔すんなって、あくまで模擬戦だからなけど、本番だと思ってやれよ?冒険者志望の以上どんな相手でも対処しなければならないからな」


「先生の言う通りだ、たとえ君たちが相手だろうと私は容赦しないぞ?」


「流石フランだね、冷静だねけど俺だって負けるつまりは、無いけどね」


「当たり前じゃねぇか、俺が最強だと言うところを見せてやる」


「皆んなやる気満々だね、けど僕もやる気満々だけどね」


「では一回戦はアネル=ヴェルVSアクフォール=フィー両者、前へ」


「ふっ・・・私相手にどこまで持つかな?」


「・・・負ける気は・・無い」


「では一回戦模擬戦始め‼︎」


「私から行くぞ‼︎」


「・・・‼︎速い」


  ガキンと金属がぶつかり合う音がグラウンドに響き渡る


 アネル=ヴェルが使ってる武器は槍、槍はリーチが長い武器で、立ち回りの機転が利く、槍の使い手ならトップランカーレベルになると気配を察知し回転攻撃をして365度の攻撃の資格は無いと言われている。


  それに対しアクフォール=フィーが使っている武器は双剣、片手剣より少しリーチが短めだが短い分軽量化している武器なので、手数で攻める戦法が主流、気か魔素で身体能力を固め、素早く相手の背後や死角に忍び込み、攻撃を繰り出す。トップランカーになれば相手は気づかずにそのまま殺されるという。対人では凄い強さを誇る、しかし魔獣になると硬い相手だと攻撃が通らない場合もある。しかしそう言う場合は魔素攻撃や気を応用した攻撃で撃破する。双剣は扱いが難しい武器でもある。


「ふっ、双剣か・・・なるほど面白い、見た所、速さの特化したスタイルだな?そしてその小柄の身体、それプラス身体能力をあげれば・・・目で追いつけないほどの速さを誇る」


「・・・・・ご名答」


「だがな・・・気配までは消せないようだな?」


 鍔迫り合いしてフィーとヴェルだったが一瞬のうちフィーがヴェルの頭上に現れそのままの勢いでヴェルに攻撃を仕掛けたが、ヴェルはそれを分かってたごとく槍で受け止めた


「すっ凄い、オイラ見えないスピードであいつに攻撃しかけてたけどそれを防ぐって・・・あいつ何者だよ本当」


「うむ、僕も目では追いつけない、けどヴェルと言う奴はそれを防いだんだ・・・自己紹介の時は、慢心な事を言ってたがこの試合を見てると確かにあいつはかなりの強さを誇っていると痛感するな」


「彼らの戦いはとても勉強になります」


「ああ、目が離せないなこの試合、この模擬戦・・・見るだけの価値いやそれ以上ある」


「けどよぉ、俺らも戦うんだろ?俺のスタイルだと通用しない気がする」


「そんな事ないわ、やって見なければわからないことがあるわ」


「その通り、君は確か・・・」


「あら、ごめんなさい私の名前はイレーネ=アリサと言います気軽にアリサと呼んでください」


「ああ、僕の名前はイヴァン=コセツと言う言い方はどちらでも構わない」


「オイラの名前はマクシム=バルディって言うんだよろしくね」


「ええ、二人ともよろしくね」


「・・・・なぜ分かったの?」


「ふん、ただ速いだけだ気配が丸わかりだそんなもの愚策の他の何者でもない。すなわち攻撃が丸わかり常に周りの気配をに集中すれば、何者かの気配が探知する事など容易い事」


「・・・・けど、負けない」


「・・・影分身」シャドードッペルゲンガー


  アクフォール=フィーの影の中から影のフィーが複数出てきた


「ふむ・・・」


「・・・影乱刺」(シャドーランス)


 アクフォール=フィーの影の分身が一斉に攻撃し始めた


「ふっ甘い、龍撃砲‼︎」


 アネル=ヴェルの槍から巨大な龍の形をした気の塊がアクフォール=フィーの影の分身を飲み込んだ


「・・・‼︎‼︎くっ」


「⁉︎居ない・・まさか⁉︎」


「遅い」

 

 その一言で、私の首元に刃が入ってない槍を添えた、なるほどあの大きな気の塊で私の影もろとも消し去ってなおかつ、自分の身体を見えないようにわざわざ大きめに撃ったのね、いわば一種の目くらましね、そして気配を消して私の背後に忍び込んだわけね


「・・・降参」


「そこまで勝者‼︎アネル=ヴェル」


「凄い‼︎凄いね‼︎ルークスこれの試合」


「おう、まさかここまでやるとはな・・・けど俺らだって負けてられないぜ」


「そうだね僕たちも遅れをとらないよう頑張らないと」


  これがあの二人の実力・・・凄い迫力のあった闘いだった、けどあの二人まだまだ底の力を出してない気がする。それほどまであの二人が強いと言う事だけど、俺だって村で鍛えてきたんだ、どこまで通用するかわからないけど・・・自分の精一杯が出せるように頑張るぞ‼︎





いろんなキャラの口調を意識して書きました

文字を少し修正しました

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