学園編旅立ち
「ふぅ…今日でこの村ともしばらくお別れか…」
「おっと忘れ物がない様にもう一回チェックしようかな」
そう俺は冒険者になって英雄という称号を手に入れるという大きな夢を持ってる。しかしながら冒険者になるためには、ギルドに所属しなきゃいけないんだけどその為には学園に通って冒険者資格者ってのを手に入れなきゃいけないんだよね、その為には俺は今日村出て寮付きの学園に通うんだ。
「あんた準備出来たのかね、そろそろ魔導バスが来る時間帯になるよ、全く‥‥あんたもあの人と同じで冒険者になるとはねぇこれもまた血筋ってやつなのかね」
「へへかーちゃんこれは子供の頃の夢だし、俺もとーちゃんと同じ冒険者になってみんなを守れる力が欲しいし何より冒険者のトップになって英雄の称号を手にしてしたいんだ‼︎」
「ふふあの人も同じ様なこと言ってたわよ‥‥けどあの人は仲間を助ける為に庇って亡くなった」
俺のとーちゃんは、仲間を庇い亡くなったけど‥‥俺はそれを誇りに思う何より冒険者で大切なのは背を向けずにしっかり前を向くこと、逃げないことだと俺は思うだから俺はとーちゃんを尊敬し誇りに思うんだ‼︎
「かーちゃん‥けど俺はーー」
「ふふ分かってるわよ、夢は追い続けたいんだって言いたいんでしょ?分かってるわよ。あの人もよくその言葉を言ってたわよ‥‥全く親子似るっていうけどあの人によく似たね、ほんと困っちゃう子ね」
「かーちゃん‼︎ありがとう‼︎」
「ほら、魔導バス亭まで距離あるでしょ、だからゲン村長が外で魔導車で待ってるわよ」
「えええゲン村長が⁉︎早くしないと怒られるぅうう〜」
やべぇーゲン村長、時間だけにはうるさいんだよね、早く行かなきゃ‼︎
「ふふ全くあの子は最後まで慌ただしいわね‥‥あなたあの子は大きくなったわよ‥‥全くあの姿見せてあげたかったわまるで昔のあなたをみてる見たい、頑張るのよ‼︎エイジ」
「おいこらエイジ坊主遅いじゃあねぇか‼︎」
家の前で魔導車を止めて、横に立ってたるのはゲン村長、80代にしても凄い元気、昔はかなりの使い手らしい。気とかを操る武闘家だったとかなんとか聞いた話がある。服越しでも分かる筋肉、悪さした時によくげんこつを食らったけど、めちゃくちゃ痛い‥‥
「ごっごめんなさいゲン村長、かーちゃんと喋ってたら時間食っちゃって」
「まぁいいわい、今に始まったのではないからのぉ。まぁお前さんも大きくなったもんだなああいつに似て憎たらしいわい」
「ゲン村長〜酷いよぉ〜」
「ふん、まぁいいはよ魔導車に乗れ、魔導バス停まで乗せてやる。時間も危ういしな」
「ありがとう〜〜ゲン村長‼︎」
ここから徒歩で30分ぐらいかかるんだよね、俺の村結構田舎だもんで全く笑っちゃうよねけど、この村は好きだ。自然と暮らしてる感じで、魔素も豊かで基本作物は豊富だ
「おい、着いたぞ。まぁまた長期休みになったら顔出しに来い、みんなお前の土産話楽しみにしとるからな、あと身体には気をつけろよ。冒険者の道は長いからな」
「ありがとう。ゲン村長もくたばっちゃいけないからね‼︎」
「ふっお前さんに心配されるほどヤワでは無いわ‼︎頑張れよ学園生活」
「ゲン村長ありがとう。元気でね‼︎」
「ああ、またな」
おっもうそろそろ魔導バスが来る時間帯か、結構ギリギリだったな、ゲン村長が居なければもしかしたら間に合わなかったかも知れない‥‥危なかったかも知れない
「いよいよだなぁ‥‥不安がたくさんあるけど楽しみだな‼︎ダイアンサス学園‼︎」
「魔導バスの始めてたけど、こんな感じなんだね」
魔導バスの内装は、席が二つずつあり二列で並んである。まだ人はあんまり居ない様だ
「さて‥‥かなり距離あるらしいのんびり景色を眺めながら過ごそうかな‥」
あれこれ三時間経ったけど、まだまだ着きそうに無いなぁこりゃ‥‥それもそうか俺の村ど田舎だもんなぁ
「すまんが、隣大丈夫か?」
「えっあっはい」
ふと顔を上げて、俺に喋りかけた人を見るとこれまた美人な人であった、後ろに髪を結んでいて身体つきはスレンダーで目付きが凛としてる女性であった。そして肩にぶら下げているのは袋に包まれるけど‥‥あれは木刀か何かな
「ぁあ、これかい?これは自衛用木刀さ」
「すっすいませんジロジロ見てしまい」
「ははは構わないよ、それより君の制服はダイアンサス学園に入学かい?」
「あっはい冒険者になりたくてダイアンサス学園に入学することにしました」
「そんなに、固く喋らなくてもいい私も同じ入学生なので同じさ、君と同じく冒険者となるためにね」
「あっそうなんだ、なんか雰囲気が大人っぽいから先輩かと思ったよ」
「ふっ‥‥ありがとう。所で君は何処からきたんだい?」
「俺はアガシヤ村って所からやってきたんだ、あっ俺の名前はエイジって言うんだ。よろしく」
「だいぶ山奥の村じゃないか、結構遠出なんだな、私はキルリヤ町からやって来たんだ。私の名前はフラン以後よろしく」
私の隣に座るエイジという名の青年は、無邪気そうで笑顔でこちらを見てきた、その笑顔は周りの笑顔にしてくれそうなそんな笑顔だ。
「おっとそろそろ着くようだ、降りる準備をしよう」
「おお‼︎こっからでも見える、ダイアンサス学園でかいな‼︎」
「ああ、冒険者になる為に各地からいろんな人達が集まるからな、世界の中心の学園と言っても過言ではない。さて降りるとするか」
「くぅ〜楽しみだ‼︎早く行こうぜ」
「ああ、入学生は受付が必要だからまずは受付目指して行こうか?」
「おう‼︎」
いよいよ冒険者になる為にこの学園で三年間過ごのか‥‥いろんなことや人達と出会うんだよな、ワクワクが止まらないぜ‼︎
更新は2日に一話程度ぐらいのペースで進めていきたいと思います