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レベル1(3)


「歴代最強の勇者様、なんですよね?」


「だと思うよ」


レベル1になったからなぁ。


瞬間火力的な面で前任勇者達の誰かに負けるかもしれないと思うと、なんかいつもの自信がでてこない。


ただし、瞬間火力で劣るとしても戦って負けることはまずないと思うが。


「さて、目的地についたことだしレベル上げしよっか」


オーガの集落にとうちゃーく。


ちなみにこの世界のオーガはかなり強いらしい。


オーガを一対一で倒せれば超一流の冒険者ともてはやされるくらいに。


「どうするんですか?」


「こうする。『終焉』」


俺がそう呟いた直後、音もなく振動もなくオーガの集落は巨大なクレーターとなった。


「え……、今の勇者様ってレベル1でしたよね……? 一体何を?」


正確にはたった今大量の経験値が入ってきたのでもうレベル1じゃないけどね。


例えレベルが1になろうと、ステータスがその辺の子供と同じくらいになろうとも、数える気がおきなくなるような膨大な量のスキルは全て健在だ。


「今使ったのは全MPを消費して打つ奥義的な魔法だよ。昔の魔王達がよく使ってるやつ」

 

全MPって言ってもさっきまでは10しかなかったのでたいした量じゃない。


「はぁ……。勇者やりたくないからって魔王になろうとか考えちゃダメですよ?」


「大丈夫大丈夫、勇者もダルいけど魔王もめんどくさそうだしなろうとなんて思わないさ」


俺には宿でだらだらしてるくらいがちょうどいいのさ。


さて、そんなだらだら生活のためにもうちょい頑張るとしますかねぇ。


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