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「歴代最強の勇者様、なんですよね?」


「そうそう」


今日は珍しくアリスが本を読んでいる。


ベッドで横になりながら。


「アリス、何読んでるの?」


「聞かない方がいいと思いますよ」


おいおい、そんなこと言われたら余計気になるじゃないか。


「そんなこと言わないで教えてくれよ」


「本当にいいんですね?」


「あぁ」


随分ともったいぶるじゃないか。

 

「確認はしましたよ? では何を読んでいたか教えてあげましょう。私が読んでいたのは【歴代最強の勇者 586巻】です!! しかもこれは最新のやつなので勇者様のことが書かれているのです! ちなみにかなり脚色されています」


おぉ、マジか……。


聞かなければよかったぜ……。


そんな本があったとは……なんと言うか恥ずかしすぎる。


「この国はなんて本を作ってやがるんだ……」


「いえ、この国だけでなく世界中でこの本は売られていますよ」


「な、なん、だとっ……」


バタッ。


あまりに衝撃的すぎて俺は床に膝をつく。


「大丈夫ですかっ!」


「全然、大丈夫じゃない。今すぐ窓から飛び降りたいくらいだ」


「だ、ダメですよ! そんなことしたら……あっ勇者様なら大丈夫ですね。むしろ外にでることなるんで是非飛び降りてください」


まぁ、確かに傷ひとつつきはしないと思うが窓から飛び降りてくれといわれるのは少し傷つく。


「やっぱ、飛び降りない」


「えぇー飛び降りてくださいよ! 私は階段つかって降りますから」


いや、そんながっかりした顔で言われても飛び降りないよ?


てか、586巻って多すぎるだろ。



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