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ほら、俺、勇者だから



俺が魔王を倒しに行く気がないと明かしてから数日がたった。


しかし、アリスはいまだに俺から離れる様子はない。


「歴代最強の勇者様、なんですよね?」


「そだよ」


「なら、せめて外に行きましょうよ。健康に悪いですよ?」


「大丈夫だよ。ほら、俺、勇者だから」


しかも、レベル8948だからね。


さらに、今俺はプレイをステーションしながらポータブルするようなゲームをしているので忙しいのだ。


外になんて絶対に出れない。


「もう! さっきからその光る板ばっか見てないで私の方も見てくださいよ!」


アリスは元気だなぁ。


若いっていいね。


まぁ、俺もアリスもそんな歳変わらないけど。


「なんだそんなに見て欲しいのか?」


「え、まぁ、はい」


じゃあ見てやるとするか。


そういやこうやって、アリスをじっくりと見るのは初めてだな。


一応、同じ宿の同じ部屋にはいるけれども、ベッドは別だしゲームしてる最中なんて、空気みたいな扱いだったからなぁ。


まずは頭から。


水色の髪を戦闘でも邪魔にならないようにポニーテールにしている。


そして小顔である。


うん、普通にかわいいな。


というかめっちゃ可愛い。


そして、ささやかなる膨らみと細い足。


身長は小柄。



これで、魔王倒しに行きましょうとか言ってたのか。


ある意味すごいな。


「ちょっ、そんなに見ないでくださいよぉー!」


「見て欲しいっていってたじゃないか?」


うん、恥ずかしそうにしてる顔も可愛いな。


「そっそれは、人が話してるんだから顔くらいこっちに向けてくださいって意味ですよ!」


さて、怒られちゃったのでゲームを再開するとするかね。



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