ご自愛して下さいね
自分よりも人の幸せを… そんな願いを抱えた私は彼のために働き続けた。
彼はいつも私のために働いてくれました。 そんな彼に甘えて働かなかったのが私、ある日彼が働けなくなりました。
私は彼のために働き続けました。 毎日泣きながら、働いて、働いて、彼の幸せのために。
気が付けば私も働けなくなりました。
もう共倒れです・・・
私たちは憎みました、こんな仕打ちをする神様を、
そんな時行政の方々の指示で精神科を受診しました、
TDrはいいました。
「それは神様のせいではありません、自己責任です」
???
「いいですか、サヤさん、神様はこの世にいないと考えた方が現実的なんです、おかしくありませんか?本当にみなさんが望む神様がいるなら世の中戦争も起きないし、今あなたがこんなにやつれて泣きそうにはなってないんですよ」
「つまりですよ、あなたは責任を世の中のせいにしている、神様と言う虚像に責任転嫁している、勘違いしないでください、祈りでは何も変わりません、行動なんです」
「もう一度言いますね、祈るのではなく、行動するのです、そして自分でその現実を変える努力をしなさい、そのほうが断然楽しいはずです、さぁ、その顔を上げて立ち上がりなさい!」
私は涙した。
今までの人生はいったい何だったのかと、
私は自分の愚かさに腹が立ちました。
こんなに近くに答えがあったなんて……。
私は神を恨み呪った自分を恥じた。
私の人生はまだまだこれからだ!
そうよ、私が彼を幸せにするんだ!!
私、サヤが神様になる!
「サヤさん、目標が高くてよいですね、そうですねサヤさんが神様になれば世界は崩壊しそうですね」
「TDrそんな!! 私頑張ります、また歩きます!!」
「サヤさんその域です、あなたには手も足もついている。五体満足です、まだまだあなたより不幸な人なんていくらでもいます、呪う前に自分を恥じなさい」「はい、先生」
「よし、いい返事です、あなたのその心根はとても美しい」
「あぁ~、ありがとうございます!」
先生、私の人生変えてくれて本当にありがとう!
私これからがんばります!
いつかはみんなが幸せな世界にしたいです。
私、サヤが神様になります!
「そうだ!それでこそ神の子、あなたにはそれができると信じています」
「はい!がんばります!!」
こうして私は立ち上がった!
それから私の人生は劇的に変わった、 TDrの勧めで生活保護を受け、生活にもゆとりができてきた。
彼は元気になって今では二人で働いてる。
彼氏もでき、仕事も順調だ。
でも私は神様になりたいのであって、介護士になりたいわけじゃないんだけどね……まぁいっか、これでよかったのだ!!!
神様、先生、この世に生を与えてくれたこと感謝します。
これからの私の人生を捧げます。
いつかは必ずあなたみたいに人の痛みがわかる人になりたいと思います。だから見ていて下さい!私を見守って下さい!お願いします。
私、サヤが幸せになります!!
「ご自愛下して下さいね」