0章 転生までの一幕
事故死から転生までの一幕になります
一応会話の前にマークを付けて誰の言葉かわかるようにしていこうと思います
♪=女神 ●=城島春馬 ▲=月詠朧
●「……こ、ここは?」
▲「さぁ、どこだろうな?」
●「?!」
▲「あ、悪い。驚いたか?まぁ、俺もついさっき気が付いた所で驚いたしな。」
二人は真っ白な広いのか、狭いのかわからない場所にいた。何時、こんな所に来たのかわからない。
●「あなたは誰ですか?あ!私は、城島春馬と言います。」
▲「俺は、月詠朧。よろしくな。」
●「はい。よろ」
♪「はい!自己紹介も終わったみたいですのでここから私が仕切ります!」
朧は自己紹介をして状況確認でもと思っていると、何処からともなく現れた女性に邪魔をされた。その事にイラッとすると、
♪「はい!そこ!説明しますので落ち着きなさい!では、説明させて頂きますます。まず、第一にあなた方は死にます。」
●「?死にますってどういう事ですか?」
♪「まぁ、まだ死んでませんので。ただ、死にます。」
▲「助かる可能性はないのか?」
♪「ありません♪」
●「ど、どうしてですか!」
♪「えっ、だってぐちゃぐちゃですから。心臓ありませんよ?あっ、頭は無事です。」
朧は頭を抱えながら聞き返した。
▲「何があったか説明してくれるんだよな?」
♪「簡単にですが、城島さんは通学、月詠さんは通勤で電車に乗ったと思いますが、事故を起こしました。そして、ある意味奇跡的にあなた方はぐちゃぐちゃになりました。」
●「!」
▲「いや、おかしいだろ!何で俺たちだけ助からない位の被害受けるんだよ!」
♪「…………さぁ、何故でしょう?」
視線を反らしながら、答える女性。
▲「おい、目を反らしながら何言ってる。あからさまに何か知ってるだろ!」
●「あ、あのまさかとは思いますが、何かミスしたとかではないですよね?ラノベなんかでありそうな展開では?」
♪「……え〜え〜そうですよ!ミスりましたが!死なせる予定にないのに死なせましたが!すみませんでしたね!ラノベ片手に処理してたら間違いました!」
●「逆切れ!」
▲「…仕事はちゃんとやれよ……。」
●「まさかのラノベ読みながらか。ちなみに、何読んでたんですか?」
▲「今、それを聞くか?」
♪「転〇ラです♪」
▲「…答えんなよ。まぁ、もういい。で、俺たちをどうするつもりだ?」
♪「それは、証拠隠滅の為に異世界に転生させます♪」
▲「隠す気なくなったな。」
女性は胸を張りながら、堂々とした態度で語る。
♪「今さらなので!」
二人は呆れた表情でため息を吐き出した。その時、上から紙が降ってきた。春馬はそれを拾い上げ読み上げた。
●「え〜と、何々、『早く話を進めろ!アホが!by神』」
♪「!!」
▲「?」
女性は非常に驚きながら、慌てだし話始めた。
♪「で、では私女神アルテミア話ます!」
女神アルテミアと名乗った女性は話始めたが、二人は呆れたため息を吐き出した。『バレバレじゃん。』と思いはしたが、これ以上は確かに時間が掛かりすぎている、と思ったから口は挟まなかった。