妹に頼られるとカッコつけたくなるよね。
遅れてすいません!
悲鳴が聞こえた場所まで走る。途中でダッシュと持久走と言うスキルを手に入れた。さらに追加で悲鳴の方に聞き耳を立てていたら聴覚探査と言うスキルも手に入れ気配察知と統合され全探知に進化した。
すげぇ使いやすくなった。嬉しい。
...おお?ようやく見えてきた。
あ、悲鳴の主はやっぱり妹の1人だった。
髪と目が蒼に変わっているが....。
うん。間違いなく家の可愛い妹だ。
まぁ分かってたからこそ助けに来たんだけどな?
「おーい!大丈夫か?たすけに...」
「助けて!お兄ちゃんPKに狙われてるのっ!ちょっと今の私じゃ勝てない!」
「わかった。そのPKを倒せばいいんだろ?」
「え?う、うん。でも頼んでおいてなんだけどお兄ちゃんレベル幾つ?まさかもう20ぐらいまで上がっちゃったの?」
「ん?いいや?スキルレベルの最高値は17だし、人族の種族レベルってやつももまだ2だぞ?」
「......よくそれで勝てると思ったね?でも違う意味で凄いよお兄ちゃん!...ん?でもまさかそんなわけ......。ねぇ!お兄ちゃん!!種族が人族って事は身体能力はリアルと同じにした?」
「そうだけど?」
「oh...…。助けを求めといて何だけどPKの人達が可哀想。」
なんだよその反応。人を化け物呼ばわりしてるみたいじゃないか。