PKを倒そう 5
お久し振りです。
茂みの中の奴が一番厄介そうだな。後回しにしよっと!
インベントリに仕舞っておいたナイフを取り出す。
ピッチャー投げます!
「デッドナイフ!!」
腕に刺さったようだ。
「ぎゃあああああ!?クソッ!やりやがったな!これでも喰らえっ!【チャージショット】!!い、いい加減しねよっ!」
奴が持ってる弓と矢が光り始めた。ちょっと待ってみるが全然光が強くならない。...チャージおそっ!
インベントリからさっき拾った(掴んだ)矢を取り出す。
せーのッ!
「牽制っ!」
茂みから殺気が飛んできていたので茂みの方に矢を投げておいた。
お?やっと出て来た。
「ちっ。なかなかやるじゃねーか小僧。ずっと隠れていたのによく気づいたな。」
「え?ナイフ投げてくる前から解ってたぜ?」
「そうか。【気配察知】のスキルレベルが高いようだな小僧。そんなお前に1つだけ選択肢をやろう。1つは俺に殺される。2つめは俺達の仲間になる。どちらか小僧に選ばせてやるよ。お前は俺が想像していたより強かったからな。ありがたく思えよ。」
「えっとー。じゃあ3つめのお前が死ぬで」
言うが早いで一気に相手との距離を縮める。
そして剣を振るう。
「ちっ。じゃあ死ね。」
適確に俺の攻撃を持っていた剣で逸らしてくる。以外とやるようだ。
「おっと危ない。」
急に手からナイフが出てきて投げて来たので避ける。
「本当に避けるのがうまい小僧だ。」
「褒め言葉として受け取っておくよ。」
何度か剣を打ち合わせるが不利だな。
鉄の剣にヒビが入っちまった。もう武器の耐久値が無くなりそうだ。
「そろそろ本気を出した方がいいんじゃないかね?」
パキンッ
遂に鉄の剣が折れる。
やばっ!?
インベントリの中身も、もう金くらいしかねぇ。
「ほう?まだ本気をださないと。ではこんどこそ死んで貰おう。」
「残念。死ぬのはお前だ。」
武器が壊れちまってんだからもう舐めプするのは良くないよな。
まぁ、出来なくなった。が正しいんだけど。
相手の攻撃避けつつ動きをを見切る。
よしっ、ココだな。
敵の目の前まで近づき剣を持ってない方の腕を掴む。
「ハイ。チェックメイトだ。」
「何っ!?」
体を捻って敵の姿勢を崩して地面に相手を叩きつける。
「ぐはあっ!?」
「まだまだッ!」
今度は剣を持っている腕を掴んで関節技を仕掛ける。
そしていっきに......へし折るっ!
「イッテェェェ!?も、もう止めてくれ!?俺の負けでいい。だからっ!」
「わかった。」
「そ、そうか分かってくれてよかっ『ゴキッ』......」
首の骨を折って戦いを終わらせた。
さて、と逃げた奴を追わないと。以外にコイツがしぶとかったからな。
しかもアイツ、妹の方に向かっていきやがった。
運が悪かったら鉢合わせになるかもしれない。
最悪だ、急がないとヤバイかもしれない。
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