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PKを倒そう 4

インベントリから鉄の剣を出して構える。


「鉄の剣? 初期装備じゃねえか。お前舐めてんのか?殺すぞ?」


「いやお前なんて舐めたくなんてねぇーよ。汚いだろ?」


「そっちの舐めるじゃねえーよ!クソがっ!」


いやいや知ってますとも。馬鹿にしただけだし。我ながら幼稚だ。てか、逆によく返事を返してくれたな。意外とノリがいいやつなのかもしれないな。PKやってる時点でまともなプレイスタイルをした奴では無いだろうが...。


...無駄なこと考えてたら矢が飛んできた。取り敢えず近かった左手を伸ばして掴む。俺両利きだからね。ほら、簡単に掴めちゃう。


「お前らっ!アイツに遠距離攻撃は効かないぞ!何かアーツで強化してやがる!使うなら魔法スキルかアーツで強化しろっ!」


「解りました!【トリプルショット】」


「馬鹿野郎っ!それじゃ意味無いだろっ!」


ん?返事した奴本当に理解したのか?連続して矢が3本飛んでくる。

最初に飛んできた矢を右手で持っていた剣を地面に刺して空いた右手で掴む。次の矢を左手でつかみっぱなしにしていた矢でたたき落とす。最後の矢は首だけを振って避けた。


「やっぱり効いてねぇじゃねぇか。」


うん、効いてないよ。

掴んだままの矢をインベントリに仕舞って矢をつかむ時に地面に刺しておいた剣を抜く。あっ、今度は多分ノリのいい斧使い君が来た。


「おらぁぁああ!!くらえぇ!【マッシブ&スマッシュ】!!」


なんか危なそうだから避けることしよっと。

転がるようにして右に避けた。



スガァァァン!!!



おおぅ。小さなクレーターが出来てる。思ってたより大分危なかったみたいだな。まぁなんかフラフラしてるし簡単に使える技では無いんだろう。今の内に、後ろに回り込もう。


...あれ?木の上の奴、てっきり矢でも撃って邪魔してくると思って警戒していたんだが何もされずに後ろに回れた。それに茂みの中に隠れてる奴は最初にナイフ投げて来ただけで後は見てるだけっぽいし。ま、いっか。


「さようなら。」


「ちょ、待て。ぐわああああ」


鉄の剣で首をはねる。あと2人だな。魔法使いは投げた矢でやられたっぽいし。後は茂みに隠れ続けてるやつと木の上の奴だけ。



思っていたより強くなくて飽きてきたし、さっさと終わらせますかぁ。

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