進路相談室 第2話
元気かな? きっと、元気じゃないね。
だから、何?
コンコン
先生「オー入れー」
ガラガラ……。
生徒「失礼しまーすッス」
先生「おういらっしゃい、とりあえずそこ座れ」
生徒「はい」
先生「不味い茶しかないぞー」
生徒「いやいいッス」
先生「あ、そう? んで、お前さんのクラスと名前は? 三年寝太郎?」
生徒「なんスかソレ。1-Aの谷崎ッス」
先生「3年の寝 太郎ね」
谷崎「谷崎ッス」
先生「ああごめんごめん。多 二崎か」
谷崎「谷崎ッス。1-Aの谷崎 吾郎ッス」
先生「ああハイハイ。谷崎ね。んで、今日はどうした?」
谷崎「えっと、この進路相談室って、進路の事だけじゃなくて、色んな相談に乗ってくれるって聞いたんスけど」
先生「本当は進路の事だけなんだけどな」
谷崎「進路相談室ッスもんね」
先生「まぁ確かに進路以外の悩みも個人的に聞いてやるよ。だが、進路以外の相談はマニュアルがないから、解決しなくても先生は責任取らんぞー。んで? んな事聞いてくるって事は、なんか悩みでも抱えてんのか?」
谷崎「はい実は……」
先生「3行で話せ」
谷崎「真面目に聞いてくれませんかね?」
先生「ハイハイ」
谷崎「えっと、自分の悩みはッスね」
谷崎「好きな子ができたんッス」
先生「惚れた腫れたフッたフラれたの相談は受け付けてねーぞ。勝手に青春してなさい。先生はもう灰色だから」
谷崎「いや、これからが悩みなんッスけど」
先生「何だよ。どうせ好きな子がマジモンの同性愛者とか、目からビーム出すとかその程度だろ」
谷崎「(そんな程度の相談があったんだろうか?)普通の女の子ッス」
先生「んじゃなんだ?」
谷崎「自分の悩みは」
谷崎「その女の子の視界内に入ると、消えちゃうんスよ。自分が」
元気だった? ううん、病気だった。
そうなんだー。大変だったね。
で、働けるんだよね?




