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魅惑のトライアングル  作者: 変声期
第1章
2/51

ー幕2-

「おはよう、父様」

「おはよう、スズ」

朝食を食べるためダイニングルームへ来たスズ。

そこには既にスズの父・アルス・レーヴが朝食を摂っていた。

部屋に入りすぐにスズは笑顔でアルスに挨拶し、その後

「おはよう、母様」

アルスの隣に置いてある綺麗な女性が写った写真にむかって挨拶をする。これがスズの朝必ず行うことだ。

スズの母・ライト・レーヴはスズが5歳の時ある出来事で命を落とした。そのため、写真にむかっていつも挨拶をしているのだ。

「そういえばスズ。今日は隣国の王子もこちらにいらっしゃるそうだ。同盟の話らしいが…お前は話し合いに出るか?」

(隣国ってうちの国と敵対しているとことだよな…大切な話し合いなら出たほうが…いや待て。もしそこでボロが出てはいけない。よし…)

「いや、私はやめておきます。終わらせなくてはいけない仕事もありますし。」

「そうか。あまり無理はするなよ。」

アルスがそうふわりと笑いながら言うとスズも「父さまも」と笑ってかえした。


朝食を終え王女達のお茶会が終わった昼下がり。

「はぁーやぁーっと終わった。」

長いため息をつきながら自室のベッドの上に腰を下ろすスズ。

「お疲れ様でした、スズ様。」

「ホント、なんだあんなに香水つけるの意味わかんねぇ。」

「それには同意しますね。」

よほどお茶会が楽しくなかったのか、スズとクロはしばらくの間そのことについて談笑していた。

「もうこのドレス動きにくい。いつもの服持ってきてくれ。」

談笑が終わり、クロにそう命令するとドレスを脱ぎ始めた。そして、クロが七部袖のパーカーとショートパンツ、何か文字が入ったロゴTシャツを持ってくるとすぐにそれに着替えなおした。

「ふぅ。やっぱりこういう服装が動きやすいな。」

「ホントスズ様は男っぽい服が好きですね。」

苦笑しながらクロがそう呟くと「悪いかよ。」とスズが言った。

「いいえ、別に。」

それに対して爽やかな笑顔で答えたクロは

「ではスズ様。机の上の書類の整理を。」

そのままの笑顔で山積みされた書類の束を見せた。

「はぁー分かったよ。すればいいんだろ、すれば。」

そう言うと書類が山積みされた机へと重い足どりで向かう。

そして椅子に座り書類に目を通し始めたのだった。

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