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第27話 - All or Nothing

悪魔よ、お前を滅ぼしに来たぞ。

ふん、人間は一人ではないということを教えてやろう。

皇帝よ、此処は任せたぞ。私は魔方陣を構築する。


皇帝は部隊を巧みに指揮し、波状攻撃を仕掛けている。

できる限り時間稼ぎをしている。

期待には応えねばなるまい。

今回使う魔方陣は気絶程度では済まないだろう。

効果が切れた時が命を無くすときだ。

だが、やらねばならぬ。

準備は整った。

いざっ。


ハッ!!

裂帛の気合と共に剣で斬りかかる。

待たせたな。よく持たせてくれた。


くっ、やはり手強い。

だが、負けんっ!


フンッ!

今だっ!

これが奥の手だっ、くらえっ!

やったか。

何日もかけてジャンヌ・ダルクにチャージし続けた魔弾だ。

さすがに耐えられんだろう。


まだ再生できるのか……させんっ。

私が抑えている間に私ごと封印しろっ。

皇帝!封印ごと……私ごと取り込めっ!


悪魔よ、残念だったな。

さすがに取り込まれては復活できんだろう。

お前はここで終わりだ。

もっとも私もここまでだがな。

始まりと終わりがお前と一緒とはな。

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