表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/68

戻り雪

やっとたどり着いた春の日差しの下


憧れだった彼と腕を組んで木漏れ日の中を歩いていく


凍えた私の心を溶かしてくれた彼の腕は温かくて


このまま、夏に変わるものと思っていた


だけど、雪はまた降り出した


ほんの些細なことで喧嘩した


暖かかった日差しは真冬の吹雪に変わってしまった


また、凍える日々が続くと思った


次の日曜日


彼は一輪のバラの花を携えて私のところに来た


また春が戻ってきた


あの雪は戻り雪


これからの二人の間には降るかもしれない戻り雪


この次は私もがんばらなくっちゃ


わがままばかり言わないように



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ