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雷鳴の鼓動
外は黒雲に覆われて
今しがたから激しい雨が降り続いている
あなたと出会ったあの日もこんな雨の降る日でした
傘を忘れた私がお店の軒先で雨宿りをしていると
「どうぞ」といって自分の傘を差し出したあなた
あなたはそのまま濡れるのをいとわないで
雨のカーテンの向こうに消えて行った
同じ会社の顔見知りだったけれど
言葉をかけられたのはあれがはじめて
私はあなたが差し出した傘を差して家路に着きました
遠くで雷鳴の響きわたり、私は少し肩をすぼめたけれど
心臓の鼓動がそれと同じくらい響き渡るのに気が付いた
いまもまた雷鳴が響いています
もうすぐ帰ってくるあなたを待つ私の鼓動も
雷鳴のように今も体中に響き渡っています




