表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
浪人生、ダンジョンと歩む  作者: 荒木空
第1部~自室のダンジョン~
7/68

魔石の処理


 翌日である。

 俺は部屋の隅に山となるほど溜まった石をどうにかすることにした。


 どうにか、と言っても正直どうすることも出来ない。捨てることも考えたが、もし瑠璃の言うようにファンタジーの魔石なら、動物とかが口にしたら危ないかもしれないから下手に捨てることも出来ない。それに、もしかしたら今後何かの役に立つかもしれないから、処分出来なかった。

 

 という事情から、どうしようかと悩んだのが今朝。そして今は昼である。結局悩むだけ悩んで何も出来なかったのだ。

 なので、今更ながら動いてみようと思う。


 取り敢えず魔石を手に取る。そして観察してみる。

 相変わらず黒く濁っており正直汚いという印象を受ける。よく見れば、黒く濁ってない所は濁った白色をしている。つまり元は白く濁った石か、黒く濁った石が白くなって来てるかのどちらかと考えられる。


 よし、いくつか実験してみよう。


 金属バットでサッカーのリフティングやテニスのラケットでボールをバウンドさせるように、金属バットで石をバウンドさせてみる。

 結果、特に変わった事は無かった。


 石を強く握って念じてみる。

 1分ほどやってみて結果は、気持ち、ホント気持ち石が白くなったように思う。


 最後、石と石を打ち付けてみる。

 結果。これが正解だったらしい。石は打ち付けられてる方の石に、打ち付けてる方の石が吸収されているかのように、打ち付けてる方の石が徐々に小さくなった。逆に打ち付けられてる方は最初より大きくなり、最初より少し白くなっていた。


 俺はこれ幸いと打ち付けられていた方の石が真っ白になるまで、他の石を打ち付けた。


 「おぉ…、これはなかなか……」


 そうして出来たのは、ラウンドブリリアントの白い硬式ソフトボールぐらいの大きさの石だった。最初は小石程度の大きさだったというのに、凄く成長したものだ。


 俺は部屋の隅を見る。

 そこにはまだ多くの黒く濁った石が鎮座していた。


 「よし、今日はこれで時間を潰すか」


 その後俺は石が無くなるまで、石を石に打ち付ける作業に没頭した。

 その甲斐有って石は白くなった石が2つに野球ボールぐらいの白と黒の割合が同じぐらいの石が1つ出来上がった。

 やったことは単純だったけど、ほどよい疲労感と全て処理し終えた達成感が確かにある。


 そのあとは風呂に入って飯食って寝た。

 ただ翌日の朝、腕が筋肉痛なのかスッゲー痛かったこと以外は、充実した1日だったと思う。




 ラケットでボールをバウンドさせるやつの名前忘れた……。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ