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薬屋・リコリス  作者: 瓶覗
4章・女王の花
33/190

0,違和感

4章!(/・ω・)/

 女王の1日というのは、つまらないものだ。

 その日も何も変わりのない日だった。

 退屈だ、と言いながら温室の中、花園を眺めて手入れをしたり、側近であるメイドにお茶を持ってきて貰ったり。


 他の王家から届いた手紙を確認したり、大臣から国内の問題を聞いたり。

 何も変わらない、いつも通りの日のはずだった。


 体の不調に気が付いたのは、いつだったか。

 夕食の後から少しおかしい気はしていたのだが、歳の所為だろうと思って放っておいた。

 本格的におかしいと思ったのは、翌朝。


 声がかすれていた。


 メイドが心配して薬を持ってきてくれたが、改善されず。

 魔法の使えぬこの国では、原因を調べる事すら大変な作業だ。

 だから、いつも通り、問題ないと。疲れが出ただけだと。そう告げて深くは考えなかった。


 だが、そこから徐々に体調が崩れていった。

 咳が止まらず、睡眠も満足に取れない日が続いた。

 それが終わっても、回復の兆しはなく体力だけが奪われていく。


 女王は、死期を悟った。


 そして、自分の死後に起こるであろう混乱を少しでも収めるために色々な整理を始めた。

 だが、それも終わらぬうちに体力は底を付き、起き上がることも困難になった。

 もとより敵の多い立場である。

 他の王家より狙われやすくもある。


 だから、いつかこんな日が来るとは思っていた。

 不自然な体調不良に、どこか諦めもあった。

 最早後悔も未練もスッとは出てこない。


 そう、しいて言うならば……

短いですね。自分史上一番短いです。

でも、カーネリア様はこれくらいさっぱりしてる方が似合うと思うのです……


ブクマ、評価ありがとうございます!!良ければ感想も下さい!!(欲望に忠実)

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