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365日中365日下痢の男

 腹が痛い。


 原薔薇滝はらばらたきの頭のなかは、この言葉で支配されていた。


 あれはいつだっただろう。怪しい中年男性に貰った怪しい飴を食べてから、滝の腹部はまさに滝のようにくだっていた。


 つまり、下痢だ。


 原薔薇滝は「365日中365日下痢をしている男」なのだ。異名にしてはなんともユニークである。


 滝は高校二年生の食べ盛りの少年。1日の食べる量は平均よりも多い。多いどころか無限に食い続けそうな勢いで食事をする。


 しかし、その食べたもの全てを即座に出すので体は白く痩せ干そっていた。病弱の子のようでもあった。


 だが、本人いわく痩せているほうがいいそうで、その体のことで悩んだことはないそうだ。


 そんな四六時中体調の悪い彼は、俗に言うヒーローなのだ。


 誰もが憧れるヒーロー。


 なのだが、その変身方法というか変身したあとに起こる副作用はなんともえげつないものだ。


 それが滝の人生を大きく変えた、下痢だった。


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