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第3話:【学園】

アリスの友人その1。


名前:フローラ・カドゥケウス


性別:女


声のイメージ:川澄綾〇


種族:吸血鬼(混血種。ただし純血にわりと近い)


身長:165cm


3S:80・56・82


容姿:腰まで届く銀髪をツインテールにして、派手じゃない髪留めで纏めている。瞳の色は青紫。その為に純血種ではない。体型はスレンダー系。密かにアリスより胸がないことを気にしている。体重と胸の事を言われるとキレる。


性格:強気で短気。口より手が先に出るが面倒見がよく、悪態をつきながらもなんやかんやと手助けしてくれるタイプ(所謂ツンデレ)


魔法:火系と闇(でも闇は苦手)、吸血鬼の身体能力を生かした格闘術。


備考:アリスと同じ地方出身で幼馴染み。アリスの住む地方は種族格差が薄く、それ故に親交を深めていった。

フローラ「それにしても…レティーシアさんって綺麗よね」


「そうですか?わたしと同じロリにしか見えませんガ」


朔耶「そうですね〜、そこはかとない魅力を感じます〜」


「そうですかね〜?」


わたしは顔を傾けました。まあ…確かに強力なカリスマみたいのは感じマス。でも2人の言うような魅力というのまではわたしには感じませんでした


フローラ「じゃ、私は行くところがあるから」


朔耶「私も〜、所用があります〜」


「あ、はいデス。また明日」


わたしが小さく手を振るとフローラは軽く右手を挙げ、朔耶は深々と頭を下げて教室を出ていきました


「さて、わたしはどうしますかネ」


去った2人を見送り、思案しながら食堂に繰り出しました


『御主人様』


ボーッとしながら食堂への道を歩いていると唐突に右側から声がかかりました


「(ウェンディですか、どうしたましタ?)」


相手の声に心で念じるように返事をしました。


わたしの契約精霊の1人、風の精霊のウェンディ。見た感じはわたしより頭1つ分高く、髪はわたしと同じ金髪でストレートロング、体型はかなり整っていマス。ちなみに胸も大きいデス


『御主人様が感じた懸念ですが…』どこか言いづらそうに視線をさ迷わせ


『どこか異質なものを感じました』


言葉を探すように話しました


「(それってレティさんのことデスか?)」


『はい、理由は分かりかねますが』


「(みんなはどう感じましたか?)」


みんなというのはわたしが契約している他属性の精霊さんデス。


普通は1人の魔法使いに1人(形状によって1体)デスが、わたしの場合は炎・水・風・土・光とほぼ全ての属性の精霊と契約してマス。まー、風と光の精霊とは仲良しなんデ、風と光の魔法が得意といえますネ。


ちなみに名前は、炎の精霊がブレイズ、水がアクシリア、風がウェンディ、土がアーシアス、光がセリウスといいマス。


ブレイズ『アタシもウェンディと同意見だ!なんかあの銀髪ロリ、チート臭ぇぜ』


なんですか、チートって


アクシリア『チートかどうかはさておき、あの方の力は常軌を逸しているとわたくしの直感が知らせていますわ』


前者のチートがどうのっといったのがブレイズ。深紅の髪に周りが僅かに火の粉が舞い、髪形がポニーテール、目の色はレティさん以上に真っ赤っかデス。服装は真っ赤で豪奢なドレスで胸元が大きく開いたせくしぃなタイプです。


後者がアクシリア。深い青色の髪を右サイドのポニーにしていマス。目の色はスカイブルーで服装は東方の着物というのを着ていマス。

「(今日は残りの子達が出てきませんネ)」


ウェンディ『今日はそんな気分なんでしょう』


「(アーシアスはともかく、セリウスは珍しいですネ)」


ここでおおざっぱに説明すると、ブレイズが口の悪い姉御肌、アクシリアが知的お嬢様、ウェンディが物静かな優等生タイプとみんなバラバラです。残りの子はまたの機会に。


と、わたしにしか見えない精霊とだべっていると目的地の食堂が見えてきましタ。


「さて、何を注文しますカ…おや」


わたしが注文する物を考えつつ座れる席を探していると見覚えがある人物を発見しましタ


??「……ああ、アリスティルか。お前も食事か?」


「はいデス。まだ何にするかは決めてませんガ」


わたしの存在に既に気付いてたのかすぐに話しかけてきましタ


彼女はレナス・クレーベル、何でも騎士を多く輩出する国の出身だそうデス。



見た目はというと、深緑の色の髪を1つに纏め…所謂ポニーテールという髪型デス。目は青紫色で意思が強そうなつり目、スタイルは長身でかなり整ってます。

何だか女の子に"お姉さま"と呼ばれそうなタイプですネ


レナス「……先ほどから呆けているがどうした?」


「ちょっと精神が旅してましタ」


レナス「そうか…」


レナスがわたしを可哀想な人を見る目になって呟きマス


失礼デスね

レナス「何か注文するのではなかったのか?座る場所に困ってたのであれば私は相席で構わないが」


「ありがとうございマス、じゃあ注文してきますネ」


わたしはカウンターまで行き適当に決めた物を5人前ほど注文するとカウンターの人が目を丸くしてましタ



と、ここでわたしの補足説明しないといけませんネ。


わたしはぶっちゃけるト五体不満足デス。といっても深刻なほど重くはありまセン、言語障害…わたしの語尾が変なのはこのせいでしテ趣味じゃないんですヨ?


もう1つは異常空腹体質。常に腹ペコデス。


まー、これは五体不満足と違いマスね、わたしがこうなのは複数の精霊と通常ではありえナイ"専属契約"を交わしてるからデス。


その弊害として普通の言葉ガ喋りにくくナリ、腹ペコなのは複数の精霊契約で魔力が常に消耗し続けてるためデス。


まー、わたしのことはさておき。出された5人前の料理を軽々運ぶわたしを他の生徒や一部の教師が奇異の目を向けてましタ


これも補足説明。複数契約による弊害は悪いことばかりではナイというわけデス。これもその1つでしテ、身体強化という類いのものデス


他にも色々ありますガ、それはまたの機会に。


レナス「……相変わらず食べるんだな…」


「体質だから仕方ないんデス」


レナス「そうか…」


レナスは困惑した表情を一瞬し、すぐに元の真顔に戻りましタ


レナス「…ときにアリスティル」


「なんですカ?」


レナス「明日の授業はどうするんだ?」


「そですネ…てはじめに風系魔法の授業に出ようかと思ってマスよ」


レナス「そうか。ならば私と同じだな」


「ああ、そういえばレナスは風属性でしタっけ」


レナス「お前は闇以外は全て使えるそうだがな」


「でもまんべんなく得意というわけではないデスヨ?」


レナス「普通はそれでも異常だ」


「そですかね」


わたしは会話と食事をしながらヤツのほうが異常ダと我ライヴァルのことを漠然と思い浮かべてましタ


続く?

次話で朔耶の設定紹介。

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