キミは優しかった、特別優しかった、きっと私だけに優しかった。
“キミは優しかった、特別優しかった、きっと私だけに優しかった。”
今でも私はそう信じたいと想っている。
彼が亡くなって2年が経った。
彼との思い出も、だんだん薄れていく。
彼と最初に出会ったのは、、、?
友達と海水浴場をしようと海に来ていた時だった。
彼も友達と海に来ていて、私と友達が彼の友達に声をかけられる。
『何なに? こんな可愛い子達が二人だけで海に来てんの?』
『えぇ!?』
『“ナンパじゃないよ、あんまりにも可愛かったからつい声をかけずには
いられなかっただけで......。”』
『“それをナンパって言うんじゃないのかなと思うけど。”』
『まあ~いいじゃん! 俺達と一緒に海を満喫しない?』
『やっぱりナンパじゃん!』
『冷たいかき氷奢るよ。』
『食べたーい!』
『もぉ~優はそうやって直ぐに食べたいとか言うから!』
『はい、どうぞ!』
『わーい! かき氷だぁ~』
『・・・だから! スミマセン、優がワガママ言って!』
『大丈夫だよ、コイツも勝手にナンパしてる方が悪いんだし!』
『・・・うん。』
最初に彼を見た時、私は彼と付き合いたいと直ぐに思った!
こんな気持ち初めてで、私自身もビックリだった事を今でも憶えているわ。
こんな気持ちが私の中にあるんだって、驚きもあったの。
だから私はこの男性と連絡の交換をする事にした。
もう一人の男性とはしてないけどね!
彼も私の事を少しは気に入ってくれていたと思うの!
そうじゃなかったら? 二人でデートとかしないだろうし。
彼は凄く優しい人だった、特別優しかったのかもしれない、
でもきっと私だけに優しかったんだと思う。
彼と一緒に居る時間が凄く私にとって癒される時間になっていたし、
彼と居る私を好きになれたわ!
・・・でもまさか? あんな事になるなんて、私は思いもしなかったの。
その日、私と彼がいつものようにふたりでデートをしていると?
前からチンピラ風の男性が2人歩いて来て、彼に急に絡んできたの?
『なんだよ! 可愛い姉ちゃんとイチャイチャしやがって!』
『お前、舐めてんのか!』
『はぁ!? 急になんですか?』
『金出せ! 直ぐにポケットに入ってる財布を出せ!』
『金なんて持ってないよ!』
『あるじゃねーか、財布の中は幾ら入ってんだ? おう、1万円入って
んじゃん!』
『姉ちゃんも財布出せ!』
『彼女は関係ない、手を出すな!』
『はぁ!? やんのかコラ!』
『なんだよ、5千円しかねーのかよ! じゃあ、姉ちゃん連れて行くか!』
『ヤメロっ! 彼女に手を出すな!』
『はいはい! お前は黙ってろ!』
【ドーン】
【ウッ、】
『連れてけ!』
【キャーーーー! 誰か、誰か、助けてーーー!!!】
『黙れ!』
『ヤメロ! 彼女に手を出すなッ、』
『うるせーんだよ!』
【ドスッ、】
【キャー――アアア! きゅ、救急車、救急車を呼んで!】
『逃げろーーーーおおお!』
彼は私を助けるために、チンピラ風の男の一人に後ろから鉄パイプで
頭を強く殴られ、その場で倒れ意識不明に、、、。
救急車に運ばれた時は、既に心臓が止まっており、
病院に着く前に、“死亡が確定したの。”
なんであんな目に、彼が何をしたって言うのよ!
・・・彼が亡くなって2年経った今も、私が彼を忘れる事は一度もないわ!
“彼は私のヒーローだった。”
彼の思い出が私の記憶から消えた時、彼はもう一度! 死ぬのだろう。
だから私だけは、彼を絶対に忘れないと心に強く決めているの!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




