表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

99/104

洞窟、連続殺害

誤字報告ありがとうございます。

「くそがああぁぁぁ!!!!!」

魔族の1人が、煽ってきたヘシオスに向かって殴りかかる。


その拳は、ぐちゃりと肉を潰すような感覚を覚えた。

だが、魔族の顔は潰れた肉のように歪む。

なぜなら、攻撃対象であったヘシオスは、無傷なのだから。


「いやぁ。本当に魔族は仲間を痛めつけるのが好きなんだねぇ」

ヘシオスは潰れた死体を放り投げながら、剣を振る。


「ぐぅぅぅ!!!!????」

辺りを血が染め、斬られた魔族がうめく。


ヘシオスはその魔族の脚をかけ、体勢を崩させ、落ちていく頭に、剣を振り下ろした。

グチャ!と、魔族の顔が潰れる。

ただ、ヘシオスはそれだけでは安心せず、その潰れた顔面に至近距離で矢を放った。


その後もヘシオスは、倒した魔族の死体を盾に使いつつ、魔族を1人1人殺していった。

魔族は殺しても殺しても湧き続けたが、それでもヘシオスが倒れることはない。

そして、ついに、


「がっ!お、おのれ………」

恨めしそうに呟く最後の魔族に、ヘシオスは赤く染まった剣を突き刺した。


「この剣も、替え時かなぁ」

ヘシオスは赤く染まり、切れ味の悪くなった剣をかがげていう。


刃はボロボロになっていて、魔族の皮膚を切り裂くことすら困難になっていた。

先端はかけ、突き刺すことも難しく、剣はただの鈍器へと変貌している。

ヘシオスが剣を見ながら感慨深げにしていると、背後から何者かが近づくのを感じた。


「っ!何者だ!!」

ヘシオスは、振り返って剣を向ける。


「ふはは。警戒することはない。俺はしがない魔族だからな。……・しかし、かなり殺したんだな。お前は見た目は貧相だが、以外と強いのか」


「しがない魔族ねぇ。僕はそのしがない魔族にかなり苦しめられてきたんだけど。まあ、戦う気なら相手をしてあげよう」


お互い軽口を言いながらも、一切隙を見せない。

わざと隙を作って誘ったりもしているが、罠だとわかりきっていて、お互い動くことはなかった。

しばらくすると、


「ちっ!面倒だな。俺では勝てそうにない」

魔族はそう言って首を振った。


「だから、死者の復讐を手助けしてやるとしよう。蘇れ!『不死者化』!!」

魔族の手から黒い靄が出て。魔族たちの死体を包む。


不死者化。

闇魔法の1つで、死者をアンデットとして復活させる魔法である。

その効果の通り、ヘシオスが倒した魔族たちが、再びアンデットとなって襲いかかってきた。


「グゥゥゥ!!!」

「ア゛アァァァァァ!!!!!」


今回襲ってくるアンデットは2種類。

肉体を持ったゾンビと、精神体のレイスである。


「っ!レイスは剣じゃ切れないから、困るんだけど!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ