洞窟、戦地に向けて出発!
急にいいねの件数が増えたんですが!?
何事です?
「でも、戦地に行くって、どうやって行くんですか?馬車とか、出ているんでしょうか?」
ヘシオスは、戦地に行きたいというレーカルに尋ねる。
レーカルが、あの方は戦地にいる、と言っていたことから、ヘシオスは、レーカルの足を直せる人が戦地にいるのだと推測した。
ただ、急に戦地に行くといわれても、ヘシオスには全く準備ができていない。
そのため、必要なものをどうするのか、レーカルに尋ねていく。
「…・まさか、戦場まで徒歩で行くことになるとは思いませんでしたよ」
ヘシオスが暗い顔をしながら、疲れが感じられる声を出す。
「ハハハッ。戦場へ行きたがる馬車は少ないですからね。あったとしても、かなり高額だと思いますよ」
そう返すレーカルの声は、少し震えていた。
別に、戦場へ行くと途に恐怖を感じているわけではない。
どちらかといえば、レーカルは中身がおじいちゃんだからそういう経験も結構、
「ん?何かバカにされた気がしますね」
「え?そうなんですか?ちょっと休憩します?」
レーカルが感じ取った、ものを、ヘシオスは疲れが空耳か何かを引き起こしたのだと思い、休憩することを提案する。
レーカルは、静かに首を振る。
そんなレーカルの下には、レーカルを抱えて走るゴーレムの姿が。
そう。
レーカルは足をケガしていてすばやく移動することができないため、ゴーレムによって運ばせているのだ。
だが、ゴーレムは、人を抱えて走るようには設計させていない。
そのため、抱えているレーカルに地面からの反発はそのまま行くし、走る上下の運動で揺らされるし、乗り心地は非常に悪い。
話すときに上下運動の影響で声が震えることも、仕方のないことなのだ。
「道、本当にこっちであってるんですか?」
ヘシオスは走りながら、レーカルに道が間違っていないか尋ねる。
人の気配がしないのだ。
争いが起こってるなら逃げるモノたちとすれ違っても良いはずなのだが、そんなことは1度もない。
ヘシオスは、かなり不安になっていた。
「大丈夫です。地図を見る限り間違っていないと思います」
レーカルは揺れるゴーレムの上で地図を眺める。
ヘシオスは方向音痴の可能性を危惧したが、今までそう言った様子はなかったので、とりあえず信用することにした。
しばらく走ると、
「あっ!町だ!!」
ヘシオスたちは町を捉えた。
町は真っ赤に染まっており、争いによって火事が起こっているのは明らかだった。
全員、走るペースを上げる。
「うわああぁぁ!!!????」
「きゃあぁぁぁぁ!!????」
近づくにつれ、悲鳴が聞こえてくるようになった。
ヘシオスは腰の弓をとり、戦闘の準備をする。




