洞窟、また金を稼ぐ
最近、久しぶりに会った人と、海外の話をしました。
質問。
好きな国はどこですか?(異世界の国も可)
「こちらをお願いします」
ヘシオスはそう言って。中身がぎっしり詰まった大きな袋を渡す。
「わ、分かりました。少々お待ちください」
それを渡されたギルドの受付は、持ちずらそうにしながら、袋を奥へと持っていった。
ヘシオスは、次の町へ到着していた。
今回の町は、というか、これからの町は全て、国境付近の町であるため、軍事に特化した町となる。
いつもの通り別行動となったので、ヘシオスは、薬草採集の依頼を受けた。
その薬草採集の成果が、先ほどの大きな袋。
ヘシオスも時間が合ったので、ついつい本気を出してしまったのである。
ちょっとやり過ぎたような気がして、反省していると、受付が先ほどの袋に硬貨を入れて戻ってきた。
「こちら、報酬となります」
「はい。ありがとうございます」
ヘシオスが、報酬を受け取ったときだった。
ギルドの入り口が、バンッ!と、勢いよく開かれる。
開いたのは、豪華な鎧に全身を包んだ人だった。
騎士だと思われるその人は、焦ったように、
「き、緊急連絡だ!魔族からの侵略が隣の町であった!この町にも来るかも知れないから、手の空いているモノは防衛に参加してくれ!!」
ギルド内がざわめく。
ヘシオスは、レーカルと話し合わないと決めようがないので、騎士に着いていくことはためらわれた。
悩んでいると、受付が近づいてきて、
「あの。すいません。争いが起こりそうなので、薬草をもっと持ってきて頂けませんか?」
報酬は上乗せするので、と付け加えられれば、断る理由はない。
レーカルとの待ち合わせまで、まだまだ時間があるので、ヘシオスは早速薬草採集へ向かった。
道中では、人が忙しく動き回っている。
非戦闘民たちは、安全な場所へ避難しようとしているのだ。
ヘシオスは争いの勢いに飲まれ、自然と鼓動が速くなる。
ヘシオスは焦る心を落ち着かせるためにも、薬草を無心で引き抜き続けた。
大きな袋が1つ、いっぱいになったところで、ヘシオスはギルドへ戻る。
ギルドへ戻ると、レーカルとの待ち合わせの時刻が迫っており、ヘシオスは報酬を受け取ったら、即座に待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所に着くと、すでにレーカルが待っていた。
「すいません。待ちました?」
ヘシオスは申し訳なさそうに頭を下げる。
「いえ。大丈夫ですよ。まだ集合時間にはなっていませんし。それより、ヘシオスさんの方こそ大丈夫なんですか?」
「はい。大丈夫です。………それで、どうしますか?ここで、争いが起きる可能性があるみたいですけど」
ヘシオスは今後の方針を尋ねる。
「この町からは離れます。ただ、いくのは争いが起きている町ですね。あの方は、きっと戦地にいるでしょうから」




