洞窟、金持ちになる
タイトル変更しました。
今日から心機一転頑張ります!
何も変わらないですけどね!
「こちら、報酬でございます!」
ヘシオスはその重みのあるモノを受け取った。
受け取ったモノは、薬草を入れてきた袋に入った、大量の硬貨。
袋の半分くらいを硬貨が占めており、持って歩くのは辛い。
ヘシオスは、受付を見て、
「両替、できないかな?」
「……ハハハッ。ですよねぇ。もちろん、できますよ」
軽く受付は笑い、ヘシオスから袋を受け取って、また奥に入っていった。
そして戻ってきた受付に渡されたのは、
「うん。かなり軽くなったね」
ヘシオスは数枚しか硬貨の入っていない袋を上下に動かす。
この世界では、紙幣がない。
そのため、貨幣は全て硬貨だ。
ヘシオスが現在袋に入れて持っているのは、この世界で1番価値のある硬貨。
1枚あれば、数週間は暮らしていけるほどの価値がある。
ヘシオスはそれの半分をレーカルに渡して、役立てて貰おうと決めた。
時間を見てみると、待ち合わせの時間までまだ3時間ほど余っていたので、この町でも町歩きをしてみることに。
「遠距離攻撃にはこの弓があるし、別にΟ新しい武器はいらないよねぇ」
そう呟きながら、ヘシオスは武器屋を通り過ぎる。
「そこの冒険者さん!ちょっと見ていかないかい!」
少し歩くと、誰かに呼び止められる。
声がした方を向くと、シートを広げて露店をやっている女性が笑みを浮かべてこちらを見ていた。
ヘシオスは見るだけ見てみようと思い露店を覗く。
「冒険者さんは、しばらくこの町にとどまるつもりかい?」
露店の人に聞かれたので、ヘシオスは正直に首を振った。
「なら、旅をする人にお勧めなのはこれ!魔除けの鈴さ」
ニヤリと笑って、チリンチリンとなる鈴を取り出した。
魔除けの鈴。
そこそこ有名なアイテムで、持っているとモンスターが去って行くという効果がある。
だが、ヘシオスにはあまり必要なかった。
「うぅ~ん。別に魔物を避ける必要は無いからなぁ。いらないや」
弓の効果もあって、できればモンスターには寄ってきて欲しいのだ。
モンスターが近づかないと、命を刈り取れなくて自分が死んでしまう恐れがある。
ヘシオスの心には、魔除けの鈴は刺さらなかった。
「まあ、冒険者さんだからねぇ。確かにコレはいらないか。じゃあ、こっちはどうだい?」
その後もヘシオスは1時間ほど商品を提案され続けた。
結局ヘシオスは3つほど商品を買い、露店を後にする。
買った商品は、武器の耐久性をあげるクリームと、魔力を流すと、魔力の膜を作って自分を守ることができるブレスレットと、何も効果の無い小瓶である。




