洞窟、弓を買う
キャラが少なすぎる気がしますね。
少し増やしたいと思います。
「これ、買います」
ヘシオスはその弓をもう1度見て、はっきりと言った。
「……いや、まぁ、止めねぇけど、後から責任を取れとか言われても困るぞ」
店員は頭をかきながら言う。
ヘシオスはそれに、大丈夫だ、といい、弓を購入した。
呪われた武器と言うこともあり、かなり格安で購入することができた。
まあ、ヘシオスがこの弓をかったのは、安いことが理由ではない。
「凄い、弓だよな」
ヘシオスは書いてあった効果を思い出しながら呟く。
書いてあった、殺さないと死ぬ。という呪いみたいなモノとは別の効果。
それが、自動の矢生成と、ホーミング。
弓を引くだけで自然と矢が出てきて、狙った相手を追って自動で軌道が変化する。
弓初心者のヘシオスにとって、願ってもない効果だった。
試し撃ちをしてみたいところだったが、そろそろレーカルとの約束の時間になりそうだったので、待ち合わせ場所に向かうことにした。
これから毎日、ヘシオスは弓で命を刈り取ることができるのだろうか?
「あっ。ヘシオスさん」
待ち合わせ場所に行くと、すでにレーカルが待っていた。
「レーカルさん。すみません。待ちました?」
遅刻してしまったのかと思い、ヘシオスは頭を下げる。
「いやいや。今来たばかりですよ。それに、まだ待ち合わせの時刻の5分前ですから」
レーカルも言葉を聞き、ヘシオスは安心する。
まるで、どこかのカップルのような会話であった。
残念ながら、カップルではないのだが。
さて、そんな会話をして、ヘシオスがどの馬車に乗るのか尋ねようとしたとき、一瞬早くレーカルが質問をしてきた。
「ヘシオスさん。弓を使われるんですか?」
レーカルがヘシオスの手元の弓を見つめながら尋ねる。
「ああ。いや、ちょっと、面白そうな効果が付いていたので買ってみたんですよ。ただ、これで毎日1つは命を刈り取らないと自分が死ぬらしいので、危険ではありますけどね」
そう言ってヘシオスは軽く笑う。
レーカルは一瞬心配そうな顔をしたモノの、すぐに笑みを浮かべた。
そして、
「まあ、しばらく殺し合いが続くでしょうから、弓の効果で死ぬことはないでしょうね」
満面の笑みを浮かべていった。
「……はぇ?」
間抜けな声を上げるヘシオス。
「あっ!馬車が来ましたよ。乗りましょう」
レーカルに連れられて、ヘシオスは馬車に乗る。
馬車に乗っても、しばらく放心した状態だった。
ヘシオスの脳の処理が追いついていない。
が、ちょうど良いのかは分からないが、ヘシオスを現実に引き戻す事態が起きた。
「ひゃっはぁぁ!!金を置いていきやがれぇぇ!!!!」




