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洞窟、慰めて貰う

皆さんは宝くじに当たったらどうしたいですか?

作者は、異世界に行きたいです!

「ううぅぅ。まさか、魔法が使えないなんて」

ヘシオスは再出発した馬車の中、まだ魔法が使えないことを引きずっていた。


「まあまあ。落ち着いて下さいよ。ヘシオスさん、剣の方でも凄かったじゃないですか」

レーカルがそう言って落ち着かせるように声を掛ける。


こんな状況が、5分ほど続いている。

ヘシオスにとって、魔法が使えないというのはかなりの痛手だったようだ。

だが、流石に長すぎるように思われる。


どちらかと言えば、大変なのはレーカルの方だろう。

5分近く、まだよく知らないヘシオスのことを励ましているのだから。

その姿はまるで、子供をあやめる祖父のような……。


「ん?誰かに馬鹿にされた気がしますね」

レーカルが周りを見回す。


「え?ど、どういうことですか?何があったんですか?」

ヘシオスは心配そうな顔をして尋ねる。


どうやら、祖父という言葉に反応したようだ。

年寄りであると言うことに敏感で、まるで自分が年寄りでは無いと思いたい年寄りのような反応をしている。

まあ、人間色々と事情があると言うことだ。


「まあ、いいです。さて、ヘシオスさん。落ち着きましたか?」

レーカルおじい、ゲフンゲフン。は、ヘシオスの方を向いて、ヘシオスが元に戻ったことを確かめる。


「あっ。は、はい!ごめんなさい。色々とご迷惑をおかけしてしまって」

ヘシオスはそう言って、申し訳なさそうな顔をした。


そして、今度は誤り続けた。

また5分以上かけてレーカルが落ち着かせる。

苦労人なレーカルおじいちゃんであった。


「またか。一体誰でしょうか?」

レーカルは辺りをキョロキョロする。


「な、何でしょうか?あっ!もしかして、その足の傷の効果とか?」

ヘシオスはレーカルの感じた不快感の原因を推測する。


「ああ。なるほど。その可能性はありますね。なら、早く直して貰うとしましょう」

レーカルはヘシオスの考えに納得し、早く治してしまおうと考えた。


そんな感じでわちゃわちゃしながら過ごしていたら、


「あっ!見えてきましたよ!」

ヘシオスは窓から顔を出す。


経由地点の町に付いたのだ。

レーカルはヘシオスをきちんと座らせ、この町での予定を話す。


「余は少し見てくると転がるので、その間は自由にしていただいて構いません」

そう言いながらレーカルは、詳しいスケジュール表を渡す。


ヘシオスはすでに、予定を決めていた。

それは、冒険者として登録し直すと言うこと。

冒険者としてお金を稼いで、レーカルに迷惑を掛けないようにするのが目標だ。

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