洞窟、満身創痍
空港のシステムが大変亜子と担ってうっらしいですね。
出張無くて良かったぁ。
ガゴンッ!
オディールは吹き飛ばされ、宝箱へ体を打ち付けた。
一瞬クラッとした頭を押さえ、オディールは立ち上がろうと、手を地面につける。
カチッ!
変な音がした。
嫌な予感を覚えて、オディールが恐る恐る音の下方向を見ると、
「はぁ」
地面に付いたは。小さなボタンのようなモノを押し込んでいた。
そのボタンを見たオディールの口から、思わずと言った感じで、ため息が漏れる。
直後、
ガパッ!
と、オディールの背にある壁が開いた。
そして、抵抗もできずにオディールはその中に引きずられていく。
「お、思って、いたのより、凄い、のが、出てき、たなぁ」
全身から血を流しながらヘシオスはそう呟いた。
ヘシオスは、ある程度こうなることが分かっていた。
なぜかって?
ヘシオスが宝箱の辺りを色々とみているとき、偶然にもそのスイッチを、見つけていたからだ。
ヘシオスとしては、ヘシオスが食らったような罠を期待していたのだ。
麻痺する針を食らって、地面に沈んで落とされる。
その時に、動けないオディールを痛めつける。
予定だったのだが、
現在のヘシオスは満身創痍。
そして、肝心のオディールは、壁の向こうに行ってしまい、どうなったのか分からない。
ただ、時折、
「おのれえぇぇぇぇ!!!!!」
という叫び声が聞こえてくる。
ヘシオスは対応に悩んだ。
オディールがどうなっているのか分からない。
叫んでいるところを見ると、何かしらのオディールに良くないことが起こっていることは分かるのだが。
だが、良くないことが起こっているのはヘシオスも同じ。
なぜかは分からないが、魔法が使えないのだ。
回復しようにも回復できない。
そんな状態で時間が経過し、
「あっ。やばっ。意識、が・・・」
ヘシオスは急速に訪れる眠気に逆らえず、意識を手放した。
それから数十分時間が経った。
そして、ゴスッ!
という鈍い音がして、ガラガラと壁が崩れた。
「や、やってくれるじゃ、ないですか」
壁から血だらけのオディールが現れる。
四肢は全て失われており、上半身の下の2分の1は消えていた。
壁の中で、とてつもないことが行われていたのがうかがえる。
オディールは気絶しているヘシオスを見ると、にやりと笑って、
「私を苦しめた、相手には、私以上の、苦しみ、を与えなければ、いけません、よねぇ」
そう憎々しげに呟きながら、どこからともなく現れた剣を銜えた。
「苦しみながら死になさい!」
その剣を、ヘシオスに振り下ろす。
振り下ろすと言って、咥えながら横に転がっていったわけだが。




