表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

65/104

洞窟、手応えを感じる

アニメ化していると聞いて、とあるラノベの単行本を買いました。

年末は忙しくて、アニメの情報収集をしていなかったのが悔やまれます。

「中身も、取られてます」

ヘシオスはそう言いながらも、何かないかと宝箱の周りを探る。


「取られてますか。しかし、それだとおかしいですよね」

オディール我が何か引っかかっている様子で、首をかしげて物思いにふけっている。


何が引っかかっているのか。

それは、宝箱が開いていることだった。

すでにヘシオスが、この洞窟内での宝箱に何が入っているのかを伝えてある。


だからこそ、その中身を自分たちが知らないのはおかしいと思うのだ。

今まで、ヘシオスが開けた宝箱以外の場所特性はない。

と、思ったのはヘシオスだけだった。


なんと、ヘシオスは韋駄天を自分が手に入れてなかったのを伝えていなかったのだ。

よって、オディールは韋駄天を勇者が手に入れた物だと勘違いする。

ここで、知っていること、情報の溝が派生した。


この事が、ヘシオスをどんな幸運に、いや、どんな不幸に誘うのか。

それは、今のヘシオスには分からない。


「「ゴブゴブゥゥゥ!!!」」

ヘシオスが宝箱を観察していると、ゴブリンがよってきた。


オディールが戦いを始める。

だが、ヘシオスは宝箱の観察を続けた。

どうしても、巻物がないことが受け入れられなかったのだ。


「ない、かぁ」

ヘシオスは長い時間差がしたが、結局見つからなかった。


見つからなかったことに落ち込みつつ、ヘシオスはオディールについて行く。

オディールが近づいてくるゴブリンたちを殺し、ヘシオスが後ろをゆっくりとついて行きつつ、追っ手が来ていないか警戒した。


「ん。あ、あれ!」

ヘシオスは、できるだけ声を出さないようにしつつ、オディールに気づくよう肩をたたいた。


オディールが何事かとみると、その視線の先には大きな扉があった。

出口だと思って喜んでいると、小さな影が目に入った。

その人物をオディールは知らなかった。

だが、ヘシオスから聞いていた特徴と一致する。


「勇者、か?」

オディールはヘシオスの顔を見て、尋ねた。


ヘシオスはゆっくりと頷く。

だが、その目は勇者を逃がすことはなかった。

2人はゆっくりと、勇者の後ろから近づいていく。


「勇者!」

ヘシオスはできるだけ喜ぶかのような声をあげる。

そして、声に気づいた勇者が振り向くと、


「あっ!ヘシオスさん!見て下さい!出口が、、ガハッ!」

勇者は血を吐いて倒れた。


その背中には深くナイフが突き刺さっている。

ヘシオスが抱きつきつつ、勇者の少年にナイフを刺したのだ。

一切勇者に気づかせることなく、勇者を殺す攻撃。

オディールとヘシオスの2人でじっくりと考えた方法。


「こ、の、程度、で!」

勇者は腕を振った。


腕についてイタチが飛び散りながら、魔法が発射される。

それはヘシオスからハズレ、オディールの方へと向かった。

オディールは突然のことに驚いたようだったが、防御魔法によってあっさりと防いだ。


「すでに狙いもつけられなくなってるのか。害悪だし、さっさと殺そう」

そう言って、ヘシオスは勇者の顔に剣を突き立てる。


血が噴き出し、勇者はピクリとも動かなくなる。

ヘシオスは、その勇者の懐に巻物を見つけた。

それに手を伸ばしたとき、


グサッ!

脚に強い痛みが走る。

そのまま蹴飛ばされ、地面に倒れ込んだ。

訳が分からず振り向くと、


「お疲れ様です。ヘシオスさん。あの勇者邪魔だったんで、消してくれて助かりましたよぉ」

そう言いながら、見下すような笑みを浮かべたオディールが立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ