洞窟、2人での探索
質問。
異世界に行ったら、何をしたいですか?
作者は、内政チートとヤラをやってみたいです!
・・・嘘です。
本当はスローライフが良いです。チートとか遭っても、老人にはきついのですよ。
「ゴブゴブ!」
「ゴブゥゥ!」
2人の前に、ゴブリンが立ち塞がった。
ヘシオスが仕留めようと剣に手を掛けたが、目の前に手が出される。
オディールが制したのだ。
「今回は私が行きます。私が使えるというのを示しておかなければいけませんから『ブレスキャンセル』」
そう言って、オディールはヘシオスを制した手とは反対の手を、ゴブリンたちに向ける。
すると、
「「「ゴブブウゥゥゥゥ!!?????」」」
ゴブリンたちが一斉に苦しむような声をあげた。
みるみるうちに緑色だった顔が、青くなっていく。
ゴブリンたちは自分の首を両手でかきむしった。
それによって、ゴブリンの首から血がだらだらと流れる。
ヘシオスが目を背けたくなるほどだったが、ゴブリンたちは自分を傷つけることをやめなかった。
バタバタッ!
少しすると、次々とゴブリンが倒れていった。
首の辺りはひっかいたことによってグチャグチャになっていて、原形をとどめていない。
「どうですか?私が有能さは伝わりましたか?」
オディールはヘシオスに笑みを向けながら問う。
ヘシオスは全力で首を縦に振った。
もう首が取れるんじゃないかと言うほどに。
それを見たオディールは満足したように1度うなずき、ゴブリンたちの方に視線を戻した。
ブレスキャンセル。
闇属性の魔法で、効果は、相手の呼吸を止める。
かなり強そうに聞こえる効果だが、その分消費する魔力が多い。
通常の人間なら2秒持てば良い方というレベルの消費量だ。
「それじゃあ、行きましょうか」
オディールがそういうt、放心していたヘシオスに魂が戻ってきた。
「はいっ!」
元気の良い返事をして、オディールの後をまたついて行く。
しばらくゴブリンが現れては、オディールが戦った。
ヘシオスも2,3体殺すことはしたが、あまり戦わせて貰えなかった。
オディールが強すぎて、出る幕がないのである。
ヘシオスは心の中で、
(オディールさんなら1人で勇者を倒せるんじゃない?オールマイタイガーも余裕で倒せそうだし。僕がいる必要あるのかな?)
と思っていた。
「グゥゥゥ」
うめくような声が聞こえた。
「ん?気をつけて下さい。ゴブリンの声じゃないです」
オディールがヘシオスに注意するよう呼びかけた。
ヘシオスはそれを聞いて身構える。
ヘシオスもその声は聞いたことがなかったため、知らない種類のモンスターだと思われるからだ。
辺りを警戒していると、動く影が見えた。
その影の存在は、ヘシオスたちにとって壁の向かい側におり、姿を確認することはできない。
そこで、2人は安全のため、オディールが魔法を向かい側に放つ。
そして、直後にヘシオスが突入して、近距離戦を行うと言うことにした。
「それでは行きますよ『サンダーボム』」
オディールが壁の向こうに広範囲に攻撃できる雷の魔法を放つ。
バチバチッ!
と、音がして、直後にヘシオスが駆け出す。
「はぁぁぁ、、えっ!?」
ヘシオスは向かいの存在に県を振り下ろしたが、剣を振り下ろした相手を見て間抜けな声をあげてしまった。
相手は、牛の頭を持つ大柄なモンスター。
Aランクのミノタウロスであった。
「グゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!」




